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「仕事」が商品になる時代
”楽しい”仕事がしたいと
思っています。らるです。
先日、私は「仕事をしていたい」と
気づいた…という記事を書きました。
ただお金のためだけの仕事は
やりたくない…という思いも
持っています。
今日は、そういった「仕事の種類」と
「仕事そのものが買われる時代」になる
という話を紹介します。
ハンナ・アーレントは著書『人間の条件』において、いわゆる一般的な「仕事」の種類を、「生存するための食糧や日用品を得る=労働」「快適に生きるためのインフラをつくる=仕事」「健全な社会の建設・運営に携わる=活動」という三つの種類に分けました
一般的な仕事は3つに分けられます。
生存のため→労働
快適に生きるためのインフラ作り→仕事
健全な社会の建設・運営→活動
そして、今はもう、
労働と仕事はその役割が果たされつつあります。
これからは「活動」しか残らない時代だ
というわけです。
そして、この活動は「できれば避けたい辛く、苦しい労役」ではなく、むしろスポーツやレクリエーションに近いもの、活動そのものが大きな楽しみになる、そのような活動になるはずです。
「活動」は、スポーツやレクに近い
「楽しみなもの」だというわけです。
当然、「楽しみ」ということになれば
お金を出してでも買いたいものになるでしょう。
これを逆側からいえば、高原社会では、知識・技能・創造性を存分に発揮できる活動そのものが、一種の商品のように労働市場で取引される社会となるでしょう。「楽しい仕事」が一種の商品となって「買われる」のです。これは人類史的な転換になるはずです。
「楽しい仕事」が「買われる」時代
ちょっとまだ、私には想像がつきませんが
こういう時代が近づいてきていると思えば
ちょっと楽しみになってきますね。
この時代のために必要なのは…
このような「活動」を促進しようとするとき、カギとなってくるのがユニバーサル・ベーシック・インカムのような経済的セキュリティネットの実装です。Linuxの開発に、なぜこれほど多くの人々が無償で参加してくれたのか。答えはシンプルで、彼らは、IBM、ヒューレット・パッカード、シリコングラフィックス、インテルなどの名だたる企業にフルタイムで勤め、そこから十分かつ安定的な経済的報酬を得ていたからです。これらの経済的安定性があったからこそ、彼らは「遊び」にあれだけの知識・スキル・時間を投入することができたのです。
「楽しい仕事」=「活動」というのは
一種の「遊び」といえます。
遊ぼうと思ったとき必要なのは
「お金」と「時間」です。
引用部にはLinux開発の話が出ていますが
高いスキルを持った人が
このような「活動」に手を出せたのは
経済的安定とヒマがあったからです。
理屈の上では、もう私たちのほとんどは
働かなくても食べていけるだけの
技術が発達していると言える
…のかもしれませんが、
まだ世の中はそのようになっていません。
そうなると、今の世の中のルールにそって
経済的安定とヒマを作らない限り
「活動」はできない
ということになってしまいそうです。
まだしばらくは、
自分で頑張るしかなさそうですね。
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