こんにちは、らるです。
今日は、ちょっと怖い話をします。
ジェノサイド…というのは
という意味で、集団殺害とも
訳されるそうです。
実は、これを起こさせるような言葉の使い方がある
というのが、今日の話です。
普通に考えて
「殺せ」と言われたからと言って
人はすぐに人を殺すか…といったら
そうはならないですよね。
ですが、実際にはそういうことが
起きてしまっていたわけです。
①ことばを与える
②言語内での言い換え
③行動の呼びかけ、正当化
この3ステップで
人は人を殺すようになる…
というんですね。
名前がついただけでは
まだダメです。
類似性を並べての言い換えが入ってきます。
ツチ…というのは部族の名前なので
実際は人間なのですが
「夜に暗躍する、どこからでも沸く」という意味で
ゴキブリのようなもの…
だから、ツチ=ゴキブリである
と言い切ってしまうわけです。
本当はイコールでないものがイコールで結ばれました。
一気に怖い感じになってきました。
ゴキブリ⇒殺す は自然なことですよね。
そこで、先ほど成り立ってしまった
ツチ=ゴキブリと合わさって
ツチ⇒殺す が成り立ってしまう
というメカニズムなわけです。
こんな簡単なこと(ことば、概念を定着させるところは
簡単では無いですが…)で
人を殺すハードルが下がるのか…と
驚いてしまう話でした。
安易に蔑称を使うのも危険なものなんだ…という気が
してきますね。