大事な4つの『徳』とは?【ニコマコス倫理学⑥】
こんにちは、らるです。
今日もニコマコス倫理学を読んでいきましょう。
今日は、徳についてです
徳…というと
『徳のある人になりなさい』とか
『人徳がある』とか
普段はそんな感じで使われる言葉ですが
「じゃあ、徳ってどんな意味なの?」
と聞かれると、なかなか答えるのが
難しいものです。
今日は、徳という言葉の意味と
徳の中で大事な4つの徳について紹介します。
徳の意味
徳=アレテーであり
アレテーの意味としては
「あらゆる種類のよさ、卓越性、とりわけ男らしい性質、力強さ」
「動物や事物の善さ・卓越性」
これが「徳」の意味するところなわけです。
あらゆる種類の~ と書かれている通り
「徳」というのは、かなり幅が広い概念なんだ
というのがわかると思います。
大事な4つの徳 枢要徳
「賢慮」:判断力
「勇気」:困難に立ち向かう力
「節制」:欲望をコントロールする力
「正義」:他者や共同体を重んじる力
「徳」…特に、この4つの徳を
身につけることが幸福につながる
という話で
『ニコマコス倫理学』の大半が、これらの
「徳」の話に充てられているのだそうです。
確かに、この4つが高いレベルにあれば
幸福な人生を送れそうですよね。
個人的に面白いと思ったのが
「正義」:他者や共同体を重んじる力
が入っているところで
「人は他の人と一緒でないと幸福になれない」
ということを表しているのかな、と感じます。
まとめ
・「徳」=アレテーの意味
「あらゆる種類のよさ、卓越性、とりわけ男らしい性質、力強さ」
「動物や事物の善さ・卓越性」
・大事な4つの徳 枢要徳
「賢慮」:判断力
「勇気」:困難に立ち向かう力
「節制」:欲望をコントロールする力
「正義」:他者や共同体を重んじる力
この4つの徳を
身につけることが幸福につながる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?