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一言で、怒りは消えて、笑顔になった

ホントに単純だなぁ…と
我ながら思います。らるです。

今日は、「相手を動かす一言」の話。

私の体験談から紹介をします。


突然の打ち合わせ招集

私は採用の仕事をしています。

会社説明会に出る機会も多いです。

ですから、時折
他の部署から
「うちが参加するイベントで
 会社説明やってくれない?」

というような依頼が来ることがあります。

それ自体はいいのですが

複数回セットの依頼だとか
長時間の依頼だとか
こちらが忙しい時期にくるとか…

要は、こちらの本業に
支障が出るような依頼が来ると
正直、気分がよくありません。


先日、この類の依頼がありました。

まさに夏のインターンシップの
準備が忙しい時期

本業に支障が出まくる
イベント参加依頼です。

そのうえ、説明会の2日前になって

「当日のオペレーションが不安なので
 急なんですけど、前日に打ち合わせ
 入れさせてください」

…という話が来て
さらに拘束時間が増えました。


「これは、一言何か言ってやらないとな…」
…と、思っていました。

この時点では。


結局、何も言わなかった。というより、言う気がなくなった

前日の打ち合わせ

顔を合わせて最初に相手に言われたことが

「前の研修のときは、ありがとうございました
 らるさんが上手く回してくれたおかげで
 いい研修になりました

 同じ班の人たちも、らるさんのこと褒めてましたよ!

その仕事を依頼してきた相手は
昨年、私が研修の担当をしていた時の
受講者の一人だったんです。

「ああ~、あの研修の!
 まさか、こんなにすぐ一緒に仕事をする機会が
 来るなんて思いませんでしたね~」
…などと、ニコニコしながら返してしまう私。

「一言、言ってやろう!」
…なんて息巻いていたことを
すっかり忘れてしまっていました。


結局、人が動くのは…

 人間の行動に関する重要な法則が一つあります。
(中略)
 その法則とは、「常に、相手に価値があると感じさせること」です。
(中略)
 人は、他人から認められたいのです。自分の真価を認められたいと願っています。たとえ小さな世界でも、自分が重要だと感じていたいのです。安っぽい不誠実なお世辞は聞きたくない一方、心からの尊重を望んでやみません。

D・カーネギー. 人を動かす 完全版 (p.99). 新潮社. Kindle 版.

私の座右の書のひとつ『人を動かす』に
書かれている通り

人を動かすには
「相手に価値があると感じさせること」

私は今回、相手の言葉で
「私自身に価値がある」と
感じることができました。

だからこそ、要らない衝突を避けて
いい雰囲気での打ち合わせを
することができたわけです。


やっぱり古典は正しいなぁ、ということと
私も単純な人間なんだなぁ、と
改めて感じました。

「相手に価値があると感じさせる」

これは人間関係を円滑に進めるコツなので
ぜひ忘れずにいたいですね。

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