こんにちは、らるです。
今日は、徳を身に着ける方法を
紹介していきます。
前回、徳というのは
・「徳」=アレテーの意味
「あらゆる種類のよさ、卓越性、
とりわけ男らしい性質、力強さ」
「動物や事物の善さ・卓越性」
ということであって
とても幅広い『徳』が存在している
ということと
その中でも大事なのが
4つの徳で(枢要徳)
「賢慮」:判断力
「勇気」:困難に立ち向かう力
「節制」:欲望をコントロールする力
「正義」:他者や共同体を重んじる力
特に、この4つの徳を
身につけることが幸福につながる
という話をしてきました。
「じゃあ、その『徳』ってどうした身に着くの?
生まれつき、とか、小さいころの育ち方で
決まっちゃうの?」
という話をしていくわけです。
一言で言えば
『徳』のある振る舞いをすると
『徳』が身に着く
ということを言っているんです。
『技術』を身に着けるときと同じだ
と言っています。
ちょっとピンときづらいかもしれません。
本書の例がわかりやすかったので
紹介します。
大事な4つの徳のうちの1つ
『節制』:欲望をコントロールする力
について、考えてみます。
健康のためを思えば、
甘いケーキは食べないほうがいいでしょう。
(少しくらいはいいんじゃないか、とも
思ってしまいますが…)
引用文にある通り
ある日「家族が買ってきたから…」と
ケーキを食べてしまう
また、別の日に
「期間限定だから…」と
ケーキを食べてしまう
こうした、欲望に任せたふるまいを
繰り返していると
不節制という悪徳が身につく
というわけです。
1つ1つの選択、行動が積み重なって
悪徳が身についていくというわけですね。
逆に…
逆に、1回1回の選択で
しっかりと欲望をコントロールすれば
=ケーキを我慢すれば
徳(この場合は節制)が身に着く
というわけです。
繰り返していくうちに、簡単になっていく
というのは、技術の身に着け方と
同じですよね。
1回1回の選択こそが「大きな意味」を持つ
ということです。
「いま、ここ」でどちらの選択を取るか、が
「徳」が身に着くかどうかの分かれ道なんだ
ということです。
これを考えてみると
日々の生活を「なんとなく」過ごしてしまっては
いけない気がしてきますね。
気が引き締まる思いがします。
まとめ
『徳』のある振る舞いをすると
『徳』が身に着く
⇒『技術』を身に着けるときと同じ
「いま、ここ」でどちらの選択を取るか、が
「徳」が身に着くかどうかの分かれ道