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結果を追い求めながら、結果の達成「そのもの」を求めるわけではない
こんにちは、らるです。
目標を立てて、それを達成する
それは、当たり前に目指されていることで
実際に達成すれば、達成感が得られて
いい気分にもなるでしょう。
苦しいこと、嫌なことを乗り越えて
何かを達成する…というのも
それはそれで、素晴らしいこととは思います。
ただ、
プロセス=苦しい
目標の達成=嬉しい
…となってしまうと
人生の大半が、ただ苦しいだけの
時間になってしまいますし
さらに、目標というのは
達成できるかどうかもわからないものです。
そうすると、今をひたすらに
我慢して、目標達成を目指す…というのは
誤っていることのような気がしてきます。
では、どんな状態を目指せば
いいのでしょうか。
幸せとは、今(プロセス)が充実している状態
何かを成し遂げるのに、苦労や嫌なことがあるのは当たり前です。ぼくは会社経営やサービス作りをしているわけですが、その活動のうち7~8割はやりたくないことや憂鬱なこと、面倒なことです。
しかし、「この先にきっといいことがあるから今は我慢する」という感覚で取り組んでいるわけではありません。どちらかと言うと、「日々、嬉しいことや喜びも、嫌なことや苦労も、どちらも無数にある」ことを、そのまま受け入れているような感じです。
先日も紹介した『物語思考』からの
引用です。
何かを成そうと思えば
7~8割は憂鬱、面倒なことである
ただ、我慢する感覚、ではなく
嬉しいこともまた、無数にあるので
それも受け入れていく
実は、この状態が、
最も充実して幸福度が高いのだ
…というわけです。
そのような喜びと苦しみが混ざり合った日常こそが、もっとも充実感があり、幸福度の高い過ごし方だと、ぼくは捉えています。
「1年間ずっと嫌なことをやり続けて、なんとかゴールにたどり着いたら、その先はずっと幸せ」みたいに、パチッと切り替わるものではないんです。
つまり、何が起ころうとも「今が充実している」と感じられる状態こそが、目指すべきものだと思っています。
どうせ、目標を達成しても
その幸福がずっと続くわけではありません。
ですから、目標の達成は目指してもいいのですが
真に目指すべきものは
何が起ころうとも「今が充実している」状態
だというわけですね。
究極的には目標が達成できるかどうかは関係ない
今日の話というのは
まとめて言えば
目標達成を目指してもいいが、
達成そのものが幸福をもたらすのではなく
達成を目指して進む日々そのものの充実が
幸福をもたらすのである
という話でした。
これを感じる漫画のシーンに
最近出会いました。
これもまた、前回の記事と同じく
『葬送のフリーレン』です。
このシーンは、
魔王討伐を目指して戦う勇者一行の一人
ハイターが未来の記憶を持つフリーレンに
『自分たちの戦った結果はどうなったか?』
=自分たちは目標を達成できるのか
を問うシーンです。
![](https://assets.st-note.com/img/1702940249909-8laBbG6X8H.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1702940463199-tQKkJguE8I.png)
自分たちが必死で追い求める目標が
達成可能なものなのか
それを問いたくなるのは
当たり前のことではあります。
ですが、勇者ヒンメルは違うんですね。
続きを見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1702940260506-hFoVmyP7mg.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1702940274010-dRPm7qDHei.png)
答えを聞いても意味がない
どのような結果になろうと戦う
これがヒンメルの答えなわけです。
ヒンメルは、魔王討伐を本気で目指していますが
その一方で、
そのプロセスを「本気で楽しむ」ことも
同時に行っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1702940790656-yCNxg4B9Uk.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1702940798292-A3tz9G7JIR.png)
目標達成のために
ひたすらに苦行を耐え抜く、という
旅のしかたではなく
その道中=プロセスを楽しいものにする
という姿勢で旅をしているんですね。
結果的に、志半ばで倒れるかもしれない
それでも、それまでの日々のプロセスが
充実しているなら、それは幸せなことなんです。
ヒンメルの生き方は
物語思考のプロセスを体現したものに
なっていて、いいなぁ…、と
改めて感じました。
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