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#5 文学部在籍の現役大学生が選んだおすすめの小説 3選

こんにちは!極彩です。今回は僕がとある大学の文学部に在籍しており、
よく読書をしているので特に面白かった小説を紹介していこうと思います。

1、「黒革の手帖」(松本清張)

最初からそこそこ重い作品です(笑)
松本清張について聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、
この小説を特におすすめしたいのは話題になった「半沢直樹」にハマった人です。

『あらすじ』
7500万円の横領金を手にした原口元子が自らの才能を生かして、産婦人科病院長楢林や医大専門予備校の理事長橋田などの金を持っている男たちを陥れていく。

『特徴』
この作品の本当に優れている点は最後です。
それまでは最後の10数ページを読むためのお膳立てに過ぎないと僕は感じました。

「どうやってこの作品を終わらせるつもりなんだ?」という疑問を常に持ったままこの作品を読み、読み終わった後に思わず「えぇ!?」という言葉が口から出るほどの衝撃で幕を閉じています。

「半沢直樹」が流行した今だからこそ読まれてほしい作品です。

2、「西の魔女が死んだ」(梨木香歩)

衝撃的なタイトルで一時期流行した作品だったと思います。
この作品からは他の作品にはない温かさを感じることができます。
また小さいお子さんがいる方に是非読んでもらいたい作品です。
文字自体も簡単なのでお子さん自身にも読んでもらえます。

『あらすじ』
主人公の少女まいが、西の魔女と呼ばれている祖母のもとを訪れ、魔女の手ほどきを受ける。そこでの教えは一体、そしてまいにどのような影響を与えたのか。心残りがある状態で西の魔女と別れてしまったまいに、西の魔女が死んだという連絡がまいの下に入ってきて…。

『特徴』
家族とは何か、愛とは何か、人生とは何かなど様々なとても大きい問題に対して西の魔女がまいを通して読者にも教えてくれる作品。
刺激だけを求めてしまっている人や何かに疲れている人にも是非読んでほしい作品です。

3、「1Q84」(村上春樹)

今回の記事はこの本を紹介するために書いていると言っても過言ではありません。
「村上春樹…聞いたこともあるし知ってはいるんだけどなんか読み始めづらいな…」という方におすすめの作品です!!

『あらすじ』
予備校で数学の教師として働きつつ小説家を目指して小説を書いている天吾と、スポーツインストラクターとして働きつつ秘密裏に暗殺を行っている青豆の二人が主人公として存在している。
二人が徐々に「1Q84」の世界へと入り込むことで物語が進んでいく。

『特徴』
まず主人公が2人いて章ごとに入れ替わって話が進むという点が特徴として挙げられる。
村上春樹の他の作品、「羊をめぐる冒険」「ノルウェイの森」なども読んでみましたがこの作品が一番僕に刺さりました。
自分が読んできた中で1番長い村上春樹の小説なのですが、中だるみすることもなく村上春樹の考え方、物事の見方について直に感じることができた作品でした。
作品そのものが少し長いという壁はありますが、村上春樹の作品を読んだことのない人にはこの作品から是非入ってほしいと思います。

まとめ

今回は普段読んでいる本の中から小説にフォーカスして3つの作品を紹介してみました。
刺激的な作品として「黒革の手帖」、温かさを感じる作品として「西の魔女が死んだ」、謎多き作品として「1Q84」というラインナップでした。
いかがだったでしょうか?

今回の記事もお読みいただきありがとうございました。
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