見出し画像

就職が決まるまでの話その1

コロナ離職で長めの失業給付があったとは言え、そろそろ期間も切れますなあと焦りつつあった頃にハローワークで一件の求人を見つけました。

とある会社で研修を受けたら給料がもらえると言う求人。
なんだこれ?と調べてみると、県の事業でコロナで就職活動がうまくいかない人を救済すべくキャリアコンサルタントが履歴書の書き方や面接など指導してくれて、サポートしてくれるらしい。
しかもお給料、交通費支給。
上手い話だなーと面接を受けに行く。

年齢を見て、こういうのもあるんですがと紹介されたのが、「氷河期世代の就職サポート事業」
で、こっちをえらく薦められたのでその事業に乗っかることに。

約20人の氷河期世代がスーツで1ヶ月間研修を受けました。
女性は私を含めて3人。
女性陣は元々資格を持ってたりで、私以外はすんなり決まるだろうなって感じでした。

残りの男性陣は
・普通に仕事探してる人(離職して日が浅め)
・プライドが邪魔してなかなか決まらない人
・長いことバイトで繋いで萎縮した人
・はなっから金目当ての人
・なんかよく分からないヤベえ人
って感じで 1:3:3:2:1 くらいの比率。

子供部屋おじさん多めの印象。
全体的に幼い人が多かった。

あと、みんなで協力して準備してくださいと指示が出ている授業の用意、片付けを当たり前のように女性がやると思ってる人が多かった。
他の女性はいい人とドライな人だったのでやってあげたり、ガン無視だったりでそれぞれの性格が出て面白かった。
で、私はと言うと、早く帰りたいけど理不尽が嫌いなので、若干喧嘩腰であれやれこれやれと動かない男性に動けって指示を出し牧羊犬のようにキャンキャン言ってました(苦笑)

率先して動いてくれる男性も数人いました。
心の中で早くこっち側の男性らに就職が決まってほしいなって願いながら仲良くしてました。

手伝わないチームはプライド高いし、独身が多かったし、言い訳ばっかりで仕事も段取り悪そうな人が多くて、そりゃまぁそうなるよなあって自分のことを棚に上げながら冷たい目でみてました。

頑張った甲斐あって、私は契約社員として就職先も決まり、無事研修も終わりました。
友達もできたし、ムカつくことが多かったけど楽しかったかな。

ただ、その就職先でこの男女の役割分担にえらい目に遭わされることにまだ気づいてなかったのです…