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トンブリー運河をゆったり巡る2時間。 大人と共に1歳半の子が見た面白い世界。

日本から義父母が遊びに来るタイミングで、どうしても連れて行きたい場所があった。それは、私が大好きなトンブリー。小さな子どもを連れての街歩きは難しいし、車ではトンブリーの味わい深さが伝わらない。異文化の魅力を家族みんなで楽しむ、、、運河ツアーがあるじゃないか。


バンコクからチャオプラヤ川を越えた先にあるトンブリー。素朴な情緒が残るこの街は、かつてトンブリー王朝が栄えた場所。一代限りの王、タークシン大王の足跡が今もなお感じられる。中華系文化と、かつて運河が主要な交通手段だった時代の名残が至るところに見られる場所だ。

Hidden Bangkok Tourなら1歳でも安心

以前、私の思い付きで「トンブリーの運河沿い泊まりたい!」と友人たちを誘って民泊をした際、オーナーさんは夕飯のリクエストを聞いてくれただけでなく、この地区を歩きながら色々と教えてくれた。そんな親切なオーナーさんが経営する「Hidden Bangkok Tour」に迷わず連絡をした。

Canal House Bangkok

「私たちのボートは大きくて広いので安心して乗れます。これまでもたくさんの赤ちゃんが参加していますよ。」

Instagramにも赤ちゃんが運河めぐりを楽しんでいる写真があったので、きっと大丈夫だろうなとは思っていたけど、しっかりと返事をもらって安心。さっそく、朝イチ、プライベートツアー、ガイド付き、5人、予約をした。

のっしりのっしりと進む船旅が始まった

子どものお昼寝を考慮して、私たちは朝イチのツアーを予約。ところが、予想通り通勤ラッシュの大渋滞に巻き込まれる。私はあの手この手で必死に子をあやす。こうして1つ1つ、子との旅の仕方を知っていくのだ。

Bangkok Yai 運河

集合場所に着くころには私の顔はゲッソリしていたはずだ。少し休憩したい気持ちがあったが、、、集合時間ギリギリの到着だったため、すぐにボートに乗り込みツアーが始まった。ボートはのっしりゆったりと動き出す。絶妙な揺れとゆっくり流れる景色。その心地良さについウトウトしてしまう。

大人になって分かったことがある。その地をよく知るガイドさんは偉大だと言うことだ。そんなわけで今回、私の希望でガイドさんをお願いしていた。

あちこちにオオトカゲがいる

彼女はとても流暢な英語で運河の歴史、トンブリーの歴史、そして今何を見ているのかを滑らかに説明してくれる。そして時々「写真撮りますよ!」と声をかけてくれるのだ。

立ち寄れるのは1か所、ワット・パクナムへ

勢いよく追い抜いていく他の観光船

ロングテールボート達(タイ全土でよく見るタイプのボート)が波を立て、風を切ってビュンと追い抜いていく。以前は少数の西洋人が中心だったトンブリーの運河旅。どうやらここ2年程で一気に火が付いたようで、多くの観光客であふれていた。

運河からワット・パクナムを見る

さて、今回の運河めぐりで立ち寄れるのは一か所だけだそうだ。迷わず「ワット・パクナム」をお願いした。ガイドブックに載っている日本人に人気の寺院。ここで私のマニアックさを出してはいけない。(ラーマ3世所縁の涅槃像がある寺院と言いそうになったが、ぐっとこらえる笑)

船を降り歩いてお寺へ

20分ほど上陸し、こちらでもガイドさんに丁寧に説明していただいた。
(仏教についてはお義父さんがとても詳しく、まだまだ勉強中の私では説明しきれないので助かりました☺)

定期メンテナンス中

一通り寺院の有名な箇所を回った後は、日本人の間で写真映えするスポットとして有名な大仏塔5階へ。
私自身ここに来るのは4度目だが、それにしても美しい…写真を撮るより見ていたい。何度来てもそう感じてしまう。

子は疲れてしまうまで、立って外を見続けた

前から後ろからすれ違うボートに乗れば、たくさんの場所に立ち寄れるだろう。でも、私たちはゆったりと贅沢に時間を使う旅をしている。

子は立ったままじっと外を見る。この執着心は誰に似たのだろうか。初めて見る運河、木々、家、すれ違うボート、オオトカゲや鳥たち、、、すべてに目を奪われていた。船がゆっくりと進むおかげで、風の抵抗も少なく、しっかりと目を開けていられる。1歳児にとってこれは大きかったはずだ。

運河沿いにはタイ寺院だけでなはい。
中華廟やモスクもある。
運河沿いのモスク

よほど楽しかったのだろう。疲れが限界に近づいても、立ち続け外を見ていた。その姿に私は心の中でそっと語りかけた。この先、もっとたくさんの面白いことに出会うんだよ。世界は、君がまだ知らない面白いことで溢れているんだよ、と。

最後はワット・アルン。
雨が降りそうだったがなんとかもった。

情報◆Hidden Bangkok Tour

各SNSもしくは公式サイトに記載されているメールで問い合わせると、予約のフォームが送られてきます。項目に従ってフォームを埋めていき、予約を押せば完了です。

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