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安眠

私の休職生活ほど怠惰な生活をしている人がいるだろうか。
健康的な生活に向けての目標を定めるでもなく、勉強をするでもなく、将来に向けての準備をするけでもない。

睡眠が1番回復するから気にせず寝てていいよと病院の先生は言った。

お言葉に甘えてひたすら寝る。
回復してきた今、気にせず寝ていいよの期間はとっくにすぎるているだろうがひたすら寝る。

無価値感や老いてく両親、残してきた仕事を思い出しては、ああやっぱり生きたくないな、
目覚めたくないなと思った。

でも必要以上に落ち込む気持ちを掘り下げなくてすむような、穏やかな眠りがそこにはある。

はじめは悪夢や金縛りにもあったが、最近はそれもなくなり人生の、幼かった頃若かった頃に出会った人や思い出色んなものがごちゃ混ぜになって出てくる。

目覚めたくなければ気の済むまで目を閉じて、
昼からの活動に変更した。

ここに2、3年体がずっとだるかった。
ずっとカフェインが効いている時以外眠かった。
爆睡をした結果久々に、身体が楽な状態を手に入れた。
睡眠の力恐るべし。

安らかさを手に入れれば手に入れるほど、忙しかった日常とかけ離れていて戻れるのか自分?と不安がよぎる。
寝逃げをしている間は、もう少し復職を様子見たほうがいいのか?
でもこれ以上甘やかしたらどんどん戻るのがしんどくなるな。



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