食パンを置くための皿すらない。それがおしゃれじゃない日の朝ご飯。

今日の朝ご飯はおしゃれじゃない日の朝ご飯。サラダと食パン、但しサラダはボウルにどさっと入れて食パンはそのボウルの縁に載せる。食パンを置くための皿すらない。それがおしゃれじゃない日の朝ご飯。

途中まで進めたヘッドドレスの続き。ミシンを使うターンは全て終わった。ここからが勝負、装飾だ。やったことのないビーズ刺繍を強いられている。まあ、これは調べてからやるんで放置しましょう。


さておき買い物へ。プライムビデオの素人裁縫自慢コンテスト『ソーイングビー』を観ていたら「リサイクルショップではスカーフが安く売られているが、上質なシルクがあの値段で手に入るのはすごい」と言っていた。「すげえ!確かに!」となって買いに走った。一枚三百円で二枚手に入った。これで半袖半ズボンくらいは余裕で作れる。デザインが決まったら即作りたい。夏のパジャマか部屋着にするんだ。

そのままリサイクルショップを徘徊していると、小さい緑のリュックが目に入る。よく見るとゼスプリのロゴが入っている。キウイのアレだ。これはかなり欲しい。三百円。まいどー。

最近は手芸コーナーもよく見る。布がかなり安く売られていることに気がついたため。あと毛糸も見る。百均のパーツも見る。作ろうとして諦めた、そういう素材たちが乱雑に積まれていて、ちょっと切ない気持ちになる。2mくらいはありそうなちゃんとしたプリントの布が一つ八十円で売られていて驚く。百均より安い。なんなんだ。


顔を出す程度にスーパーへ。Twitterで色んな冷奴の画像を載せてる人がいて、この中で食べたいのあるか同居人に聞いた時に、シラスと食べるラー油が必要なことが分かったから買うことにした。シラスとおかかを載せるのやったことないから楽しみ。食べラー冷奴は姉にお薦めされて前にやったことがある。

レジに並ぶと、前にいたおばあさまに話しかけられる。「その帽子かわいいわね編んだの?」とのこと。わ〜〜〜〜この感じ久しぶり〜〜〜〜!!知らない人にファッションを褒められる場、スーパーマーケット。直前に体がこちら側にに二回ほど動いたのは話しかけるか迷ったんですね。どうもね。

被っていたのはペーパーヤーンで編んだボンネット。いつの間にか触られていて「普通の毛糸じゃないのね」と言われたので「これは紙の糸で、軽くて夏でも涼しいですよ」と饒舌に返した。作ったものが褒められるのはかなり嬉しいねえ。

レジが私の番に回ってきた時、店員さんが笑っていたような気がした。私もお客さん同士が仲良く喋ってくれると嬉しい派なので気持ちは分かる。店は場としてあるだけなのに、そこで偶然発生したなごやかイベントは嬉しい。急な褒められが嬉しくて、スーパーを出てからも十五分間くらい思い出してはニヤけた。


めでたし、めでたし。と書いておけば何でもめでたく完結します。