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人生ビンゴをガチってみる

これまで一年の抱負とか,目標とかとは完全に無縁でなるように生きてきました。
目標を立てたからといって必ず成功するわけではありませんが,立てなければ何も始まらないし,行きたい場所へ近づけているのか遠ざかっているのか測るためにも必要なこと…
そう分かってはいても,ずっと行動できずにいました。

そんなときにTwitterで見かけた人生ビンゴ。
やっぱりゲームの要素を入れたり誰かと一緒に行動してみるというのは起爆剤になります。
おかげで生まれて初めて一年の目標を定めることができました。
いや,やってみて思ったんですけど,いいもんですね。
すごく気分が高揚して,自分が素晴らしい人間になったような気持ちです。
まだ何も成し遂げていないのに。

人生ビンゴ

人生ビンゴ,どんなものかというと,一年の目標を25個立て,それを5×5に配置し達成した箇所でビンゴをするという,まぁ名前そのままのものです。

作者のうえはらさん同様,僕も一年の幹になるような大層な目標とか抱負をでーん!と据えられるイメージが湧かなかったのでこれはうってつけでした。
25個捻り出すのは中々大変でしたが面白い作業でした。
僕のビンゴはこんな感じです。

人生ビンゴが完成すると,冒頭書いたようにすごく気分が高揚してきました。
同時に,これはまずいとも思いました。
本で読んだことがありましたが,人間の脳は現実と想像の区別が付きにくく,自分が何かを成し遂げた状態を想像するとモチベは上がるように思うがそれは脳が達成したと勘違いしている部分があるそうです。
行動する前が最もモチベが高く,そしてその後は下がる一方…
7つの習慣で”終わりを思い描く”というのが謳われているように大切なことではあるんですが,実行に際しては非常に良くない状態だと思いました。
このまま一年を過ごすと,イベント的な目標やその気になれば簡単にできる目標しかクリアできず年末に自己嫌悪に陥りそうです…

全ビンゴを目指す

改めてビンゴを見直すと,僕の目標には運が絡むものが一つもありません。
うえはらさんのnoteでは25個の目標の内訳として,最もハードルの低いこと,ガチ目の目標,その気になれば土日にできること,今年起きることに関係あること,願掛け的なことをバランスよく配置すると良いとあります。
その観点からするとバランスは微妙でガチ目な目標に偏ってる感はありますが,逆に言えば努力次第で全部達成できるということです。

目標を立ててちょっとその場いい気分になって大して変わらない一年を過ごすのは嫌だと思い,本や仕事のPJ/目標管理で学んだ技術を最大限活用して,全ての目標を達成,全ビンゴを目指すことにしました。
達成のために以下のことを全ての目標に対して行いました。

KGIの定義

Key Goal Indicatorの略で,日本語に訳すと重要目標達成指標という意味があります。
要するにゴールです。
これを定量的に定義するところから始めました。

例えば僕の目標で説明をすると,”腹筋を割る”というのがあります。
腹筋が割れているかどうかって,見た人個人の判断に委ねられますよね。
(そもそも腹直筋は皆等しく割れておるというのはここでは考えません。)
もちろん誰も異論が無いぐらいのバッキバキにできればいいですが,他にも24個目標がある中でそこまで筋トレにコミットはできません…
年末に「これ割れてる?割れてるよね??…だめか?」って鏡の前で自問自答する画が容易に思い浮かびます。
そうなることを避けるためにも定量的にどうなれば目標達成なのかを定めておくわけです。
僕は”5人以上の80%が割れていると評価する”というのをゴールに据えました。
年末になったら家族・親族に腹筋を晒し上げることになりそうです。
我こそは腹筋ソムリエという方がいれば教えてください。
腹筋レビュアーをお願いするかもしれません。

KPIの定義

Key Performance Indicatorの略で,日本語に訳すと重要業績評価指標という意味があります。
ゴールを達成するために重要な要素の達成度合を測るための指標ですね。

またまた腹筋で説明します。
次の要素を満たすと所謂”腹筋が割れている”状態になりやすくなります。

  • 皮下脂肪が薄い

  • 腹直筋の厚みがある

これを達成するために体脂肪率と骨格筋率をKPIとして設定,管理することにしました。
体脂肪率は13%,骨格筋率は43%が目標です。
どれぐらいの値になったら腹筋が割れて見えるかというのは定量的に決まっていないので,一般的にこれぐらいという情報,これまでの体の変化の経験と現在の状態からこれぐらいになれば割れているだろうという予測で設定しました。
なので定期的にKGIとKPIの達成状態をレビューし,乖離がある場合は見直しをしていきます。

タスクへブレイクダウン

KPIを設定したら,今度はそれを達成するための具体的なタスクへブレイクダウンしていきます。
こうして初めて目標達成のためにやる日々のタスクが出来上がります。

マイルストーンの設定

四半期に一度レビューをするためにKGI/KPIの達成状況やタスクの消化状況をマイルストーンとして設定しました。
KPIの設定を誤ると,進捗しているのにKGIの達成に繋がっていない…ということになってしまいます。
前段階で気をつけて検討したつもりですが,年末になってあれ?とならないためにも途中経過を見ることは大切です。

想定される失敗とその対策の検討

Daigoさんの倒れない計画術という本で”失敗を計画に盛り込んでおくこと”の重要性が説明されていました。
確かに失敗したままモチベを失ってフェードアウトしていくというのは数多経験してきたので,今回はそこもしっかり対策をしようと思い,if-thenプランニングというテクニックを使うことにしました。
こういう失敗をしそうだなというものを挙げていき,失敗をトリガーに実行する善後策を事前に決めておくわけです。
”いつどんなときにやるのか”が決まっていないと行動せずにズルズル行ってしまいます。
多分想定できていないような失敗もするとは思いますが,事前にありがちな失敗だけでも想定して手を打っておけばケアする対象が少なく済みそうです。


と,全ビンゴのためにこういったことをやりました。
24個(真ん中一個は除く)の目標全てに対してこの作業をやるのは結構大変で,それだけで1月下旬ぐらいまでかかってしまいました…
いくらなんでも時間かけすぎじゃないか??と自分でも思いましたが,まだそれから一ヶ月も経たない今既にやってよかったと実感できています。
やるべきことが明確になっているので日々怠ける時間が明らかに減ったし,毎日充実した時間を過ごせるようになりました。
この調子で年末にはビンゴを蜂の巣にしてやりたいと思います💪( ‘ᾥ’💪 )✨

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