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私って全然、ワーホリ生っぽくない

突然ですが、私って全然「ワーホリ中の人間」らしくないんです。

みなさんは、Xのプロフィールに「🇰🇷ワーホリ中」と記されてあったら、一体どんな私生活を想像しますか?

「アルバイトで慣れない外国語を使って、四苦八苦しながらも帰国時には語学力がアップしました!」

「その土地の言葉を使って、現地の友だちを作って国際交流★」

「出稼ぎで200万円貯めました!」

とかでしょうか。

今、適当にこの3つの例を挙げましたが、半分くらい合ってるような合ってないような感じです。

ちなみに私の韓国生活は、こうです。

  • 昼ご飯は納豆

  • 9時半に起きて10時から仕事(在宅)(オール日本語)

  • 気づいたら日が落ちている

  • 韓国人の彼氏がいるのに日本語でしゃべる

  • バイトは不当解雇

  • 部屋は3畳(通称:独房)

  • クラブ?行かない行かない…

  • 旅行?それは行きたいかも

  • 韓国ドラマ?最近見てないな〜

  • 留学時代の友だちはアポとってもなぜかリスケ→一生連絡こない

  • 引きこもってるやつらは大体友だち

キラキラ・ワーキングホリデーとは名ばかりで、部屋がそのままソウルにお引越ししたかのような生活を送っているのです。

たまにこういう話を同じくワーホリ友だちに話すと、少し憐れみの目を向けられます。

しかも、私は韓国の芸能に詳しくないので、最新のドラマの話やアイドルの話題にも全くついていけません。ミン・ヒジンの話題は、ぎりぎりYouTube解説で理解しました。
こいつ、何を楽しみに生きているんだろうとか、何をしにここまで来たんだろうって思われていると思います。

私もそう思います。

それでも楽しく生きていけるのが、このワーホリという謎・チート・プレミアムボーナス制度なのだと思います。

日本にいても暇だなぁとか、このまま日本だけしか知らずに生きていくのかぁという人は、どこの国でもいいのでワーホリビザを申請だけでもしてみるのはオススメです。

嫌になったら帰ってもこれるし、現地で働くことも、働かないこともできる不思議で特別なビザなので。

海外生活の醍醐味って、語学を身につけるとか、友だちを作るとかもそうなんですけど、実はそれだけじゃありません。

「うわ!梨が2個で1000円もする!!こっちの黒くなったバナナ買おう」
とか
「お母さんや、愛犬に会いたいよう…しくしく」
「スタバの会計間違ってて私、得しちゃってる!適当すぎん?」

こんな、日本にいては到底感じることができない感覚を肌でごくごく吸収するのも、海外生活です。

そう思うと、意外と海外生活って敷居が低いと思いませんか?

最後に、私が海外生活をするにあたって、心に留めている大事な言葉を紹介します。

続き

「特に何もしなくてよい。風に吹かれながらソウルの風景を見ておいで」

留学やワーホリって、けっこう意外と孤独です。
SNSから華やかに見える世界は日常のほんの一部で、
友だちがいても、彼氏ができても、最後は一人で空港の搭乗ゲートをくぐる人がほとんどです。
語学力がなかなか伸びなくなったり、なかなかバイトにありつけないなんてことは誰しも通る道です。

でも、それでいいんです。
日本じゃ絶対に感じられない空気や人当たり、水の味などを感じている時点でもうあなたは立派な「外国滞在者」なのです。

私は留学生時代から、この言葉に何度も救われてきました。
ツイートでしかお目にかかったことのない言葉ですが、いつかちゃんと本を取り寄せてじっくりと味わいたいと思います。

この言葉を胸に、私は今日もソウルを五感で感じようとイヤホンを外してお散歩に出かけます。



パーッパーッパパパパパーーーッ(クラクション爆鳴らし)
バスの運転手「アイッシ イセッキ」(Fワードの嵐)
キュッ(車間距離10センチまで詰める音)
カーーーーッペッ(つばを吐く音)


「…………」(吐かれたつばを通り過ぎる私)


これが韓国だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(横転)

おわり

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