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小4の娘が政治家でも目指しているのかと思った話

当方には小学校4年生の娘がいます。

オーラが見えちゃったり、友達と遊ばずに雑草の観察をして休み時間を過ごすという、なかなかの変わり者です。

そんな彼女ですが、自己分析がしっかりできているのか、自分の承認欲求を理解しています。

「なんのこっちゃ?」と思うかもしれませんが、彼女は人から認められたいのです。

そのために「やりたいこと」ことより、「面倒くさいこと」を選択します。

「面倒くさいこと」≒「誰かがうれしいこと」

その行動の結果、「お前は政治家か!」とツッコまずにはいられない成果を手繰り寄せる・・・。

今回はそんなちょっと変わり者の娘のお話です。

代表委員という面倒な役職への憧れ

当方の娘の通う学校には「代表委員」なる役職のお仕事があるんだそうです。

カンタンに言うと、ボランティア活動や朝早く学校に行ってみんなに挨拶をする・・・みたいな仕事で、学校をよくするための活動がメインです。

学級委員よりも拘束時間も長いし、話だけ聞いていると「面倒」な集まりと当方は理解しました。

そんな「面倒な代表委員」に娘が立候補するというのです。

立候補と聞いてお気づきかもしれませんが、これ自薦の上の決戦投票があります。

ていうか、対立候補いるんだ!ということにビックリしましたが・・・。

さて、そんな当方の世界観に存在しない面倒な役職になりたいという娘の結果はというと・・・。

残念ながら落選したと報告を受けました。

「人望が足りなかったんだ…」と酷く落ち込んでいました。

いやいや、そんなん別に落ち込まなくてもいいのでは?

むしろ、面倒なことやらなくて済んでよかったじゃない?

・・・くらいに思っていたのですが、彼女は諦めませんでした。

最早、執念すら感じる次の一手を打ってきたのです。

「HELLO」で始める人脈作り

ある日、娘から「代表委員に選ばれた!」と報告がありました。

代表委員は半年に1回選抜があります。

1回落選している人が2回目で選ばれるのかというと少々疑問だったので、娘に聞いてみました。

当方「前回落選したのに、どうやって今回選ばれたの?」

娘「普段話さないクラスメイトに挨拶したり、話しかけたりしたんだよ」

娘は『何故落選したのか』を冷静に分析をしていたのです。

『人望が足りない・・・、ならどうすればいい?』

『そうだ、コミュニケーションを取ればいいんだ!』

と思ったようです。

それから毎日、普段なら話をしないクラスメイトに、挨拶や雑談をして積極的にコミュニケーションをとるようにしたのです。

この活動が実を結び彼女に票が集まったようです。

・・・小4の娘が政治活動をしている。

代表委員の仕事に関心はおきませんが、娘の政治力には感心してしまいました。

いやぁ、狂ってる。俺の娘とは思えん。

プレゼンに勝ちたい娘の必勝法

そんな政治力にあふれた娘ですが、最近になってプレゼン力が備わっていることに気がつきました。

学校では自主学習という宿題が毎日あります。

自主学習は自分で課題を考えて毎日1ぺージ取り組んだ内容を書くという仕組みの宿題になります。

娘は日々、書き、描き、貼り、調べ、図鑑と表現した方が正しいような分厚い自主学習ノートを作成しています。

内容は計算ドリルの計算、漢字の書き取りといった普通の内容から、天体観測した際の図、作成した料理や実験の結果、その際に撮影した写真の貼付など、バリエーション豊富なノートに仕上がっています。

中でも植物の観察記録や調査結果をまとめたものを重視しており、持ち運びできる草花図鑑を手にもって、調査結果を自主学習ノートに書くのが好きなようです。

さて、3学期末には自主学習した内容で自分が一番自信のある内容をプレゼンする授業があります。

娘はどうやらこのプレゼンの授業で最優秀賞を取りたいのだとか・・・。

当方的にはいくら自主学習ノートが分厚いからと言って、狙って最優秀賞を取るなんて無理だろうと思っていました。

でも、娘は最優秀賞を取る気満々です。

そこでかみさんが娘に聞きました。

かみさん「何を発表するつもりなの?」

「道に咲いている花とか草の研究結果を発表する」

かみさん「それじゃ、最優秀賞はとれないね」

娘・当方「!!?」

どういうことかと、娘が聞くとかみさんはこう答えました。

かみさん「道に咲いている花や草に皆が興味あると思う?それ、面白くないよね」

かみさん「皆が知りたい内容の発表じゃないと最優秀賞なんか取れるわけないじゃん」

「そっか・・・分かった!!」

当方『な、なにが分かったの!?』(心の声)

後日・・・

最優秀賞をとって帰ってきました。

耳を疑いました・・・狙って取りやがった。

当方「何を発表したの?」

「皆がよく知っている植物の話に変えたんだよ」

「イチゴの実の部分ってどこだか・・・知ってる?」

そう、道に咲いている草花ではなく、食卓に並ぶ誰でも知っている身近な植物に内容を変更したのです。

さらに、身近なのに意外と知られていない事実=トリビアで誰でも興味を持ってくれる小ネタをいくつか紹介をしたんです。

はぁ~・・・よう考えたなと思いました。

因みにイチゴの実は「白い小さな粒」の部分なんだそうです。

赤い部分は「茎」で、あれは実ではないとか・・・。

さて、こんなに政治家に向いていそうなポテンシャルを持った娘なんですが、将来の夢は、

娘「植物の学者さんになりたい!」

・・・君、政治家目指した方が良いと思うぞ。

多分、その方が面白いことしそうだし。

まぁ、どんな大人になるのか楽しみです。

ということで、今回はここまで!

残念パパこと、いのっちでした。

では、また!





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