JR中央線に棲まうレアモンスターに遭遇した。つまり、中央線あるある
こんにちは。残念パパ@いのっちです。
毎日(最近はそうでもない)JR中央線に乗り通勤をしているわけですが、
JR中央線は東京から長野県塩尻を経由して名古屋までを一直線に繋ぐ、都内勤務者にとっての通勤の掛橋です。
当方の住んでいるあたりから東京中心部まで約50㎞程度の距離ですが、
この距離を毎日移動すると、通常であればエンカウントするはずのないレアモンスターに遭遇することもあるのです。
いや、ほんとっすよ。
1)席を移動する者 1回/年
中央線に限らず、一定数存在するのがこのモンスターです。
…あっ、補足ですがモンスターというのは、当方にとってのモンスターという意味です。
中央線は混んでいるので、つり革と友達が基本なんですが、
目の前の人が降りたら座っても良いという暗黙のルールがあります。
このルールを無視するのが『席を移動する者』です。
その日、当方が立っていた目の前の席は所謂、端っこの席で、通勤者にとって一番人気の席です。
さて、目の前の人が降りたので座ろうとした瞬間、
左隣に座っていた人が
シュッと、凄いスピードで目の前の席に移動してきたのです。
刹那の出来事でした。
座ろうとしていた当方は前に突き出した脚がガクッとなるのを踏ん張り、目の前の出来事にゴクリと唾を呑み込みました。
こっこいつ、マジか!?
その時、当方の左隣に立っていたサラリーマンの方が全てを察して
『これはあんまりですね。私の前の席をお譲りします』
…と言わんとばかりに、ひらりと手のひらを差し出してくれました。
当方はそれに答えるように、顔の正面で手のひらをヒラヒラさせて、
『確かに彼はルールを犯した。が、これもまたルール、私にお気遣いなく、お座り下さい』
という、日本人らしいアイコンタクトをしているとも知らずに、
席を移動する者は目の前で腕を組んでぐぅすか寝始めました。
『…本当は起きてんだろ?』
とか、言いたくなりましたが、中央線あるあるなので諦めました。
年1回くらいは遭遇します。
2)割り込む者 0.5回/年
これは出オチですが、文字通り『割り込む者』です。
ただ、この割り込む者の凄いところは、当方が立っている場所の2人隣くらいに立っていた人が
当方の目の前の席に割り込む所です。
ポイントは当方の目の前の人が立ち上がった時に、当方が気持ち後ろに避けている間に、
グイグイ、シュッ!
…と、座ってしまうところです。
当方の隣に2人もいるんですよ。
その2人の目の前を通って、ムリクリ、ギュって入るって暗黙のルール以前に人として問題あるような…。
唖然とするようなお話ですが、正直たまにあります。
驚きもしません。
中央線はレアモンスターに事欠きません。
3)ゴスロリおじさん0.3回/年
これもたまに遭遇します。
タイトル通り、『ゴスロリおじさん』です。
ゴスロリの格好をしたおじさん、もしくはおじいさんがたまに電車に乗っています。
兎に角、異様なオーラを纏っており、恐ろしくて近付けません。
別にどんな格好をしようが個人の勝手だし、構わないのですが、大概変な人なんです。
ある日のお話です。
ゴスロリおじさんが吉祥寺辺りで乗ってきたのですが、一直線にこちらの席に向かってくるのです。
ゴクリっ。な、なんでこっちに来るんだ。
ゴスロリおじさんの特徴は、真っ黒なフリフリのスカートと真っ白なレース地のいかにもな、格好をしていることです。
そして大体の場合、何故か真顔なんです。
圧がす、…凄い。に、逃げたい。
その時、当方は立っていたのですが、ゴスロリおじさんの目的は当方ではなかったようです。
当方の目の前の席の人に
「どけどけ、そこ俺の席だから!」
などと言い出し、座っている人をどかして座ってしまったのです。
えぇ~!!マジか!正気か!
これはヤバイ。
その日は客先からの帰りの電車だったので、比較的空いていました。
目の前のゴスロリに耐えられず、反対側に移動しました。
因みにこの時、同行者がおり、同行者はゴスロリおじさんの隣に座っていたのです。
こんなやり取りがあったのに、スマホを弄りながら、席から移動せず。
まさに、動かざること山のごとし。
最寄りの駅でおりた際に、なんであんなことがあったのに逃げなかったのか聞いたところ、
「オンライン将棋やってて、気が付かなかったよ。そんなことあったの?」
この超然とした男こそ、以前こちらの記事で書いた開発部長です。
この部長、ある意味ゴスロリおじさんに対抗しうる逸材で、面白話は枚挙に暇がありません。
あれっゴスロリおじさんの話をしていたつもりが、いつの間にか部長の話に…。
う~ん、まっいっか!
4)折り紙おじさん 0.05回/年
流石の当方も『折り紙おじさん』だけは、後にも先にも一回しか遭遇したことがありません。
ゴスロリは過去2回は遭遇しているので、折り紙おじさんはレアリティとしては最上位です。
さて、折り紙おじさんと出会ったのは今から3、4年前のお話になります。
電車に乗ってきたのはよぼよぼのおじさんで、方からショルダーバッグを下げていました。
電車に乗ってすぐ、ぶつぶつと何かを言いながら、座席に座っている人に何かを渡しているのです。
その日、珍しく当方は座席に座っていたのですが、このおじさんドンドンこちらに近づいてくるのです。
近くなるに連れて、何を言っているのか、何を渡しているのか分かってきました。
おじさん「すみません。かみ折ってもらえますか?」
そういうと、目の前の座席の人に広告の裏紙をはさみで切ったような紙っ切れを渡しているのです。
異様なのはここからなんです。
・・・なんと、渡された人たちは言われたとおりにその紙を折るのです。
少なくとも当方の所に来るまでみんな紙を四つ折りにして、折った紙を返却しているのです…。
いよいよ、当方の番になりました。
・・・ていうか来ないで。
おじさん「紙折ってもらっていいですか?」
当方「いやです。お金くれるんですか?(キッパリ)」
おじさんは思わぬ返しにポカンとしていました。
何より、当方の返しを聞いた周りの人が若干「ギョッ」とした空気を出すのです。
・・・なんで?
当方は間違っていない。これでこの変な流れは断ち切れた!
・・・と思ったのですが、隣の席に移りまた紙を折ってくれないか頼み始めました。
すると、どうでしょうか?
また、隣の人が言われるがままに紙を折るのです。
あれ?どういうこと?
これじゃ、当方が変な人扱いじゃん。
未だに当方の行動は間違っていたんだろうかと、疑問が残るお話でした。
中央線のレアモンスターのお話でした。
前半は中央線に限らず、あるあるな部分だと思うのですが、後半はどうでしょうか?
ということで、今回はこの辺で
残念パパこと、いのっちでした!
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