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Konaなハワイ島 ー コナ・コーヒーを求めて8 ー

はい、こんにちは☺️ラオウ・コナバーバリアンです。(第9話)

「特別なハワイを日常のHawaiiへ」というブログからnoteさんにやって参りました!

2020年2月のハワイ島旅行での見聞を中心に、コナ・コーヒーに関するお話を綴っています。

次にハワイ島に行けるのは、いつになるのでしょうね?早くハワイ島に行ける世の中になりますように!

では、前回の続き、コナ・コーヒーと日本人との出会いからお話を進めて行きます。

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1800年代の終わりころ、コナ・コーヒーの産地であるコナ地域は、あまりにも凄まじいコナ・コーヒーの衰退ぶりに恐れ慄き、「やっぱり、サトウキビだよね!」という時流そのままにサトウキビ生産に熱狂していたようです。

しかし、農園主は動けません。まさに土地は不動。どうすることもできません。

コナ・コーヒーは山の中腹斜面に栽培されているので、これを伐採し、サトウキビを植えるには効率が悪すぎます。そこで思い切って「小作化」に方向転換した農園主が、コナ・コーヒー農園を借りてくれる労働者を探し求めます。

ただ、労働者、多くは移民たち、にとって、いくらサトウキビ畑の労働が大変でも、大経営者、大規模農園という安定した仕事を離れ、壊滅的なコナ・コーヒーに人生を賭ける気持ちにはなれないでしょう。

ところが、このコーヒー農園「小作化」に、日本人移民たちが動きます

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サトウキビ農園の状況の過酷さや将来への不安もあったでしょう。

しかし、日本人移民たちにとっては、「地代さえ払えば、自分たちの思う通りに農作物(コナ・コーヒー)を作ることができる!」という小作農に大きな魅力を感じたようです。

大農園でたくさんの移民たちと共にサトウキビを作る。それはそれで、良いことも多かったと思います。言葉が分からなくても、同じ移民同士。助け合いながら、日々、努力してきたことでしょう。ハワイという土地に慣れるため、ハワイの習慣を学びつつ、それぞれの出身国の良さを伝え合い、乗り切っていく協調性も生まれたはずです。国を超えた友情が、そこにはあったと思います。

とはいえ、江戸時代から明治時代を生きた日本人

ザ・マジメ。 マジで真面目。

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サボれば村全体が大変なことになり、適当な仕事をすれば人様に顔向けできない。お天道様がみています。ハワイに渡る際、荷物は最小限のものしか持っていけない。それでも天皇陛下のお写真を一番大事に持っていく日本人。その真面目さが、大規模農園のザックリした状況に馴染めなかったという想像は、あながち間違いではないでしょう。

しかもこの時代、子宝に恵まれる家族が多く、五人兄弟姉妹、六人兄弟姉妹は珍しくもありません。つまり、小規模農園の小作であれば、家族総出で働けばやっていけないこともない、という思いは強かったと思います。

サトウキビ農園で雇われている方が安定するかもしれませんが、苦しいながらも、家族が一緒に暮らし、一緒に働き、一緒に笑う。超絶まじめな日本人には、その生活スタイルの方が適していたのかもしれません。

しかもしかも、その当時、日本を離れ、知らん国だけど行ってみよう!家族で新天地にいこう!というくらい、気合の入った人たち。材料さえあれば、家も家具も作ります。仏壇だって作ります。雨水を貯める巨大な貯水タンクだって作ってしまいます。持っていった着物が暑くて着れないのであれば、着物をほどいてシャツにして着てしまいます。

そう、 アロハシャツですね!

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もちろん、生活が楽になるわけではありませんが、家族総出で働き、創意工夫を繰り返して乗り切っていく。その方が、当時の日本人には合っていたのでしょうね。

そうそう、なんと言っても冬でも暖かいハワイですから、寒さに凍えることも、冬越えの食糧備蓄に悩むこともありません。もしかすると、ハワイという暖かい土地では、自然と果物が育つので、「これ育てて食べていけば、どうにでも生きていけるんじゃね?」と気づいた日本人もいたでしょう。超絶真面目で粗食に慣れた日本人移民は、当時、最強の集団だったかもしれません。


こんな感じで、壊滅状態だったコナ・コーヒーは、思いっきり真面目に自分たちを育ててくれる日本人という栽培主を得ることになります。

もちろん、現地のハワイの人や他の国からの移民もいたでしょう。しかし、1900年代初頭、コナ地区の住民の半分が日本人と日系人だったという記録があるようなので、コナ・コーヒーの苦境に、日本人が大いに携わったことは間違いのないことです。しかし、半分って!

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もちろん、育てる人が来たからと言って、コナ・コーヒー自体が復活するわけではありません。このあたりで続きます。マハロ!



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