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“ グリーンウェルファームvol.9“Konaなハワイ島 ー コナ・コーヒー農園探求#10ー

はい、こんにちは😃ラオウ・コナとバーバリアンです!(第48話)

特別なハワイを日常のHawaiiへ」というブログからやってきました!2020年2月のハワイ島旅行での見聞を中心にハワイ島について綴っています。

前回までのあらすじ:新たなシーズンとして「コナ・コーヒー農園探求」を開始。最初に「グリーンウェルファーム」の「グリーンウェル・プライベート・リザーブ」「Jeni  K」そして「Onouli」というコナ・コーヒーを紹介しました。

コナ・コーヒーにおいては、「一つの農園」でけで出来たコーヒー豆だけを提供する、ということ自体が困難なことは歴史的にも裏付けられています(コナ・コーヒーを存続させるために小農園・家族経営化が押し進められた。前シーズン「歴史と村松小農園」をみて見てください)。

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そんななかで、170年の歴史を誇るグリーンウェルファームは、自分たちの農園で生産したコナ・コーヒーだけを使って『グリーンウェル・プライベート・リザーブ』という世界有数のコナ・コーヒーを世に供給し、更には『2000フィート』以上の場所で収穫された『Jeni K』という希少すぎるコナ・コーヒーをも、私たちに楽しませてくれています。

そして、それらを遥かに凌駕する伝説級のコナ・コーヒー『Onouli(オノウリ)』。樹齢100年以上のコーヒーの木から収穫したコーヒー。ここまでくると、なんだか勿体無いというか『飲んでいいのか?』というレベルのコーヒーになってしまいますよね!

当然、数も少なく、タイミングが合わないと出会えない『オノウリ』。一度、出会ってみたいですよね!いつか、飲んでみたいコナ・コーヒーのレジェンドです。

本当なら、違いの分かる、しっかりとした味覚というか神の舌を持った方が飲むべきなのでしょうが、一度、その世界観に触れてみたいと思うのが人情というものです。こればかりはタイミングが必要になるので、かなり難しいでしょうが、気長に挑戦したいと思います!他の世界三大コーヒーにも、こういうレジェンド的なコーヒーはあるのでしょうか?なんとも奥深い世界ですね!!

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さて、グリーンウェルファームにおいて、ここまで紹介してきたコナ・コーヒーは、グリーンウェルファーム産のコナ・コーヒーになります。もちろん、それは素晴らしいのですが、すべてを自らの農園だけの収穫で賄えるものではありません。

大規模なグリーンウェルファームですので、世界中の販路も広いため、他のコーヒー農園からコナ・コーヒーを買い取り、グリーンウェルファームのコーヒー豆とブレンドして販売されています。

こういう風に書くと、『ちょっと残念』というか『他のコーヒー農園のコーヒーが混じっているものもあるのか』と思ったりする人もいるかと思いますが、むしろ、それが普通なのです!

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この点は何度か触れていますが、誤解のないように、もう一度書いておきます。

家族経営の小さな農園が多いコナ・コーヒー農園にとって、自分の農園のコーヒー豆だけで商売ができるのは、ネット販売であったり、コーヒーの袋が安く作って貰えるようになったり、焙煎をする機械が購入できる値段になったり、ツアーの観光客が来たり、忙しい農園作業中でも顧客管理ができるパソコンが普及したり・・・つまり、今だからこそ、自分の農園のコーヒー豆だけで勝負ができるのであり、少し前は、しっかりと品質の高いコナ・コーヒーを作り、それを買い取ってもらって販売してもらう、というのが普通だったのです。

たとえば、昔からしっかりとしたコナ・コーヒーの生産、販売をしているグリーンウェルファームが品質管理をし、世に美味しいコナ・コーヒーを広めたおかげで世界三大コーヒーになったのです。ですから、小さなコーヒー農園は、そのグリーンウェルファームに認めて貰い、買い取って貰えるように、しっかりとしたコナ・コーヒーを作ることに専念できたわけです。

そうした「コナ・コーヒー」と認められる厳しい品質をクリアしたコーヒー農園だけが生き残り、そうした品質の高いコナ・コーヒーだけをグリーンウェルファームのような農園が買い取り、ブレンドして、世界にコナ・コーヒーの存在感を見せつけてきたのですから、軽はずみに「ブレンド」を侮ってはいけません。

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ここだけは、決して勘違いしないでくださいね!それでは続きます。マハロ!



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