“ グリーンウェルファームvol.8“Konaなハワイ島 ー コナ・コーヒー農園探求#9ー
はい、こんにちは😃ラオウ・コナとバーバリアンです!(第47話)
「特別なハワイを日常のHawaiiへ」というブログからやってきました!2020年2月のハワイ島旅行での見聞を中心にハワイ島について綴っています。
前回までのあらすじ:新たなシーズンとして「コナ・コーヒー農園探求」を開始し、最初に「グリーンウェルファーム」を紹介しています。
170年に歴史を誇り、大規模農園を維持しているグリーンウェルファーム。世界中に大ファンが存在し、その期待に応え続けることは並大抵の努力では無いでしょう。「現状維持」を簡単なように思う人がいますが、移り行く時代のなかで「現状維持」するためには、常に進化することが求められるのです。苦難な時代が続いたコナ・コーヒーの歴史と共に歩み、世界三大コーヒーの一翼を担う現代においても、その存在の重要性になんら変化させないでいることは、充分に尊敬に値します。
そんな伝統と、たゆまる努力の結晶とも言える、グリーンウェルファーム産のコーヒー豆だけを使った「グリーンウェル・プライベート・リザーブ」。そして更に「2000フィート以上の場所で育ったコーヒー豆」に限定した「Jeni K」。この2つのコーヒーは、コーヒー通ならもちろん、缶コーヒーから高級コーヒーまで何でもオッケーという人でも、一度は飲んでみたいコーヒーですよね!
流石はコナ・コーヒーの生き字引のようなグリーンウェルファームです。圧倒的な魅力と言えるでしょう。
ですが、グリーンウェルファームの本当の底力、老舗として他を寄せ付けない完全に『別格』のコナ・コーヒーが、実は、存在するのです。
その名も『Onouli』。
Onouli(オノウリ)自体は、コナ地域の一部の地名のようです。実際に、グリーンウェルファームの近くにはオノウリ・ロードという道もありますので、おそらく、地元の地名に敬意を表し、名付けられたのだと推察します。
この「オノウリ」は、希少なコナ・コーヒーのなかでも、群を抜いて貴重で希少、稀有なコナ・コーヒーと言えます。その秘密は、コーヒーの木にあります。
『Jeni K』が、グリーンウェルファームのなかでも2,000フィート以上の場所で摘み取られた貴重なコナ・コーヒーであるのに対し、『オノウリ』のコーヒー豆は、樹齢100年以上のコーヒーの木に実づいたコーヒー豆になります。
樹齢100年以上!!
樹齢100年以上のコーヒーの木に、花(コナ・スノー)が咲き、そして、実をつけ、コーヒー豆となる。これだけで驚きの事実では無いでしょうか?
まず、100年以上コーヒーの木が生き続ける。これは、まあ、自然の力の強さですので、納得はできます。日本でも屋久杉など、自然の神秘は疑いようがありません。
ですが、収穫し続けることができるコーヒーの木。老木になれば、沢山の実をつける木に植え替えるために伐採されてもおかしくはありません。それなのに、樹齢100年以上のコーヒーの木を大事に育て、きちんと収穫できるまで丁寧に守り続ける。これは、簡単な話では無いはずです。
170年の歴史あるグリーンウェルファームだからこそ可能になる、貴重とか希少という言葉では表現しきれない、まさにレジェンドと言えるコナ・コーヒー。それが『Onouli(オノウリ)』なのです!
当然、樹齢100年以上のコーヒーの木が沢山あるわけではありません。それに、樹齢100年以上の木から収穫したコーヒー豆とはいえ、品質的に良く無いものをグリーンウェルファームが『オノウリ』として提供するとは考えられません。伝統を維持してきたプライドがそれを許さないでしょう。
ですので、商品として売り出される数量も少ないですし、いつでも売っているわけでもありません。タイミング的に恵まれれば購入できるという「幻」と表現されてもおかしくないコナ・コーヒーが、この『オノウリ』なのです。
私も、何度もグリーンウェルファームには行っていますが、『オノウリ』には出会ったことはないと思います。
どうやら、派手さはないが、歴史を感じせる落ち着いた味わいのコーヒーのようですね。これは一度は飲んでみたいコナ・コーヒーです!
長くなってきたので続きます!マハロ!
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