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もりのじてんしゃやさん

絵本の紹介:11冊目。
本のリレーのつもりで、こどもたちを育んでくれた絵本を少しずつ紹介しています。


作:舟崎 靖子
絵:舟崎 克彦

この絵本は、息子が5歳の頃に買い求めた。
首におしゃれなチーフをつけたあなぐまの自転車屋さんのお話。
ちょうど自転車に乗る練習をしていた前後だったこともあり、何度も何度も読み、娘も息子も大好きな一冊だった。

あなぐまさんのほかにも、ハリネズミ、イタチ、かえる、やまあらし、はと、たぬき、なまず…たくさんの森の仲間が登場してくる。
それぞれの身体にあった特徴のある自転車をお届けしては、喜んでもらっている。
お届けすると、同じようなリズムが繰り返すので、そこを読み上げるのが
私は好きで、ちょっと声を声が大きくなる感じだった。

「ブレーキも よし、ベルも よし、おもさも ちょうど いい。」

もりのじてんしゃやさん(出版:偕成社)

この本が楽しいのは、ストーリーもさることながら、見返しに描いてある森の地図。子どもたちはこういう仕掛けが大好き。
読んでもらっている時も、自分で読むようになってからも、お話の中のエビソードを地図に落とし込んで、じてんしゃやさんの向かいには、〇〇さんのお家があるのか…と、文字の情報を更に膨らませる作業が大好きだったみたい。いくら時間があっても足りないね。

今、本を開いてみると、地図には”もりのなかはおもしろランド”と書いてあった。そして、絵本には登場していない、もっともっと、たくさんの動物たちの家が描いてあることに気づく。
まあ!我が家の本棚にはこの本しかなかったけれど、シリーズものだったのね。

子どもたちが、絵本を選ぶ時期がきたころ、残りの2冊に気づくことはあるだろうか。気づいたらいいな。



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