分かち合うよろこび
年の初めのワクワクを満喫したいと思い、
上野の寛永寺 辯天堂にお詣りに行ってきたのは、
1月2日の事。
年末に、お札やお守りをお返ししようと思ってお詣りした時に、この日に獅子舞奉納があると知り、張り切って出かけた。
少し早く着いてしまって、30分くらい立ったまま待つ。日が落ちてきて、ちゃんと寒くて…次に行く時は、カイロや手袋をして出かけよう。
行き交う人ばかりで、誰も立ち止まって、その時を待っている人はいないかに見えたけれど、
定刻になり、お囃子が始まる頃には、広場は人だかりになっていた。
この数年のご時世もあり、お正月に獅子舞奉納が行われたのは3年ぶり…なんていうお話を聞き、はー、とその時間の長さを噛み締める。
いろんな事が目まぐるしく起こった3年。
それぞれにいろんな想いがあるだろうけれど、
輪になって観る側も3年、演じる方も3年、
あなたは、この3年どんな時間を過ごしてた?
そんな無粋な質問も、回答も必要ないくらいに、
知らない誰かと輪になって、獅子舞を観る…ただそれだけの事だけれども、じんわりと幸せを感じた。
みんなが、良い一年を過ごせますように…そんな気持ちが込み上げてくるような時間だった。
そして、なんとかできるような気がした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?