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女性化することの代償

女性ホルモンを接種し続けていくことで顔の見た目や雰囲気、体についてくる脂肪などの影響で女性っぽくなっていくのは本当の話。

私もちゃんと女性ホルモンを飲み続けるまでは半信半疑だったけど、実際体験するとマジなんだなって強く感じる。

だけど案外間違った情報も出回ってたりする。

例えば「声が高くなる」
これは絶対あり得ない、本来出来上がった声帯は女性ホルモンを接種して変化することはないので、完全に声変わりしてしまった段階で女性ホルモンを接種しても声が高くなるなんて変化はなくなる。
ただし、声変わり前(第二次成長期前)から女性ホルモン剤を接種していれば男性的な変化がなくなるので声変わりせずに女性化することは出来るが、正式に女性ホルモン注射が出来るのが18歳以上からになるので事実上不可能である。


もう一つは体毛が無くなる。
これもたまにいろんな質問サイトで見たりするけど、体毛が無くなることはない!

強いて言うなら「薄くはなる」私の場合元々体毛が濃かった方だったが、女性ホルモン剤を飲み始めてから2年くらいしてちょっと薄くなったことに気づいた。

飲み続ければ多少薄くなる効果はあるけど、体毛薄くしたくて飲もうとするのは間違いだから決してしないようにしていただきたい。


そんな間違った情報なんかもあるけど、私の体験で一番意外な変化は思考の変化だったりする。

元々私はバイセクシャルだと思っていて、女性も男性も恋愛対象に出来ると思っていた。

だけど最近では自分はパンセクシャル(全性愛)だとわかって恋愛対象の幅が増えた。

とは言え基本的に魅力を感じるのは男性になったようで、男の人のセクシーな姿などに魅力を感じるようになった。

最近では夢の中でイチャイチャする人物が女性から男性に変わって、そういった対象が変わったんだなと実感することが増えてきた。

女性的な考え方とかそういった事が増えたのかと言ったら違うけど、目立つような考え方が変わったのは実感している。

子供に対する目線が変わったりしている。

昔はそこまで可愛いとか思わなかったのに、最近は撫で回したいくらい愛おしく思えるようになった。

母性が出てきたのか?

赤ちゃんとか子供とか動物とか、とにかく可愛いものに異常にひかれるようになったのだ。

昔もそれなりにあったけど、最近は異常な反応してるような気がする。

そういった思考の変化は個人で違うと思うけど、見えない所でも変化が出てきているのは確かなのである。

それを考えると女性化と言うのは本当に慎重に考えてちゃんと自分の気持ちを知れて覚悟がないと出来ないものだと体験して実感する。

決して中途半端な気持ちでやるものじゃないんだ!

ジェンダーを考える時代になり、自分の性別を見直している人も居るんじゃないかな?
私もそんな人間の一人みたいなもの、昔からなんとなく違和感を持っていたからこうなったんだよね。

生き方は人それぞれだからその人の生き方を否定はしないけど、女性化したいと思う人は本当に覚悟をもってやってほしいと思う。

下手したら人生を壊しかねない事態になるから本当に慎重に判断してね。

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