詩『模索』

声にならない感情を押し殺すために目を閉じる
知らない声が耳元で充満していく

満月の夜にちりばめられた星
月が流した涙のように星が連ねてた
ホットミルクを飲みながら窓を閉めた

泣いてる月見放した
誰からも見放されたくない
それを望んだ私が見放してしまった


月はきっと思うだろう
自分勝手のどっかのお嬢様気取りの娘だと

私はいつでも自分勝手だ

自分の知りたい情報だけを分析する
自分の知りたくない情報は遮断する
全部を知ろうともせず学ぼうともしない
流れてくるものだけを模索して考える

考え尽くしたように眠りこける
いいお嬢様気取りの娘
誰かの役に立ちたい
その甘さを理解できない無能な娘なのだから

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