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不二家レストランで見えた 家族っていいね

昭和人にとったら、
懐かしいです 
ペコちゃん
出前館のピックでFUJIYAレストランへ入ると
入り口でお出迎え

⭐️ウェルカムFUJIYA⭐️

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このお店に最後に入ったのは、、、
もう四半世紀も前になるかな?

まだ存続していました。
FUJIYAレストラン

正面のケーキのショーケースには
イチゴショート、モンブラン、アップルパイ、、
昔からの定番の大振りでオーソドックスな
ケーキがぎっしり。
その中からどれにしようかな?
と、ご自分が召し上がる分を品定めしているいる初老の男性。

自分が小さい時、このFUJIYAは憧れでした。
棒についたペコちゃんの顔が5個逆三角形にパッケージされたチョコレート、買ってもらうとうれしかったな

ひな祭りには菱形をしたひな祭り用のケーキ
必ず用意してくれていました。

父や母も大きな箱に色々な種類のケーキが入った箱を「お土産」ってぶら下げて帰ってきてたっけ。
幼い子には、なんともゆめゆめしい憧れのFUJIYA

昭和の頃では憧れだったFUJIYAのケーキでしたが、
その後の日本では
「パティシェ」という言葉が歩き始めて、
志高くフランスへ渡り、お菓子作りを学ばれる方が増えてきて、カフェでもレストランでもスィーツショップでも、独創的でオリジナリティなケーキが注目を浴びるようになりました。

そういう私もクリスマスには○○のお店のケーキを予約したり、○○シェフのケーキを求めてお出かけしたり、(ごめんなさいね、FUJIYAさんのケーキは眼中から消えていきました)
自然な流れですよね、大人になり独立して頂いたお給料で自分の好みの物を買う。
可処分所得の高い間は、色々な物にある意味投資を惜しまない時代です。
目も肥えるし、舌も肥える

そんな時を経て、子育てに追われるようになり、
近場の駅前や駅ナカ、ショッピングセンター
などのケーキでも充分美味しく頂き、高級でなくてもスィーツをいただく時のあの幸福感を味わっていました。

正直言うと
私の中で

FUJIYAいいか

というポジションなのでした。

そのFUJIYAにかなり年月を重ねて足を踏み入れると、若い頃とは違う空気感を感じました。

年配の紳士が目を細めショーケースのケーキに見入っている姿。細めた目はとても生き生きとしていて、、
奥では平日のランチタイムですが、かなりのテーブルが埋まっていて、おばあちゃんと一緒にお食事をするママと女の子。兄弟でくっつきながら遊んでいる傍でママがほらほら、、なんてやっている。
大皿ワンプレートのランチは、ハンバーグ・エビフライ・ケチャップ味のパスタを肘を張ってこぼさないように一生懸命に口元へ運ぶ4〜5歳の女の子。
食べる時は誰もが幸せ
味わう美味しさ
目で見る美味しさ
シチュエーションの美味しさ

なんかね、
幸せ感いっぱいの空間でした

お食事areaの外側でピックを待ち佇む自分。

そこで見た光景は、
家族の幸福を感じると同時に
大きくなった子供達が個々の生活の中で暮らすようになった今、懐かしくもありあり羨ましくもある光景でした。




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