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『万年筆とガラスペン』一生使っていきたい筆記具たち

ちょっと前に手帳の話をだらだらとさせて頂いたのですが、手帳好きって文房具好きでもありますよね!(え?違いますか!?)
私も例に漏れず、軽くではありますが文房具好きです。中でも、万年筆とガラスペンが特に好き。

これからまたしても万年筆とガラスペンについてだらだらと語らせてもらいますが、先に言ってしまうと、万年筆はプラチナのセルロイド『金魚柄』、ガラスペンは菅清風さんの『清風』と、ぐり工房さんで作っていただいた自分がデザインしたガラスペンの話になります。

それでは!


万年筆

最初は、親が万年筆を使っているのを見て(そういう古い時代だったのです)憧れたのが始まりだったような……。
学生時代に自分の万年筆を手に入れたものの、やがてPC時代に突入し、手書きの機会が極端に減っていき、必然的に万年筆の存在も忘れていったのです。

でも、手帳に目覚めたのをきっかけに、万年筆愛も復活し、新しい一本を迎える事にしました。
その時ちょうど仕事が激務で、終わったら自分にご褒美をあげようとも考えていたので、思い切って(私的には)高価な一本を!との決意のもとに購入したのが、プラチナのセルロイド『金魚柄』です。
実は、特に好みのメーカーなどは無く、書き味や細かな事はあまり良くわからなかったので、店員さんに相談したところ勧められたのが、この製品でした。

まず、他の万年筆ではあまり見ないような、鮮やかなデザインが気に入りました!
そして、セルロイド製が少なくなっているので今後手に入りにくくなるかもしれないとの言葉が、購入の決め手です。(実際には無くなる事はなく今も販売され続けているので、うまく店員さんに乗せられてしまったのかもしれない)

ガラスペン

ところで、この万年筆を購入した事がきっかけで、随分と前にテレビで見かけて、いつかは欲しいと思っていたガラスペンも、またまた思い切って購入してしまった私です。
私が購入した頃(2019年末)は、今ほどガラスペンも流通していなかったように思いますが、そんな中で自分で必死に選び抜いた製品が、菅清風さんの『清風』というガラスペンでした。
(余談ですが、菅清風さんは2019年10月に残念ながら亡くなられたそうなので、恐らく制作したのはお孫さんの菅清流さんだと思われます)

私は軸が太い方が使いやすいので『清風』を選んだのですが、私の場合、指をあてて持つ場所が丁度くびれている部分になってしまうので、実際にはそれ程太くはなく(実はサイトの商品紹介写真では全くくびれていないんですよね)、これなら93流れ(九十三ながれ)もしくは雅でも良かったかな?などとも思ったり。
つまりは、残念ながら、あまり自分にはフィットしなかったのです。

なので、せっかく手に入れた高級ガラスペンを使う機会もあまりなく、どうしたものかと悶々とした日々を過ごしている時に、ぐり工房さんに出会ったのでした。

こちらでは数多くの製作体験コースが用意されており、何とその中に、ガラスペンコースもあるんです!しかも、ペン先を自分で作るんですよ。更には、自分でデザインしたガラスペンも作ってもらえるのだとか!?ビックリです。
この工房、我が家からほど近い場所にあるという事も幸運でした。それから数年越しでオリジナルデザインを完成させ(実際には、閃いてからデザイン決まるまでほんの数日でしたが!)つい先日、念願かなって自分でデザインしたガラスペンを作っていただきました。

※ガラスペン制作の模様を別サイトにて書かせてもらっているので、よければ覗いてみてください。

もうね、大満足です!!!
そりゃそうですよね。太さも長さも重さもペン先も、そしてデザインまで私好みに作っていただいたのですから。ぐりさんの高度な技術には感謝しかありません。プラチナの万年筆と共に、私の一生ものとなりました。

世間の万年筆やガラスペン好きの方々は、数多くのコレクションをお持ちだとは思うのですが、今のところ私はこれ以外のペンを持つ気はありません。
この2本を、末永く大事に使っていきたいと思います。

え?……まだサポートなんてしていただける身分ではございません。