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有馬記念 2023 振り返り

今年の有馬記念はほぼ実力(レーティング)通りの結果で決まりました。
勝ちタイム2.30.9は過去10年ではリスグラシューにつぐ2番目のタイム。過去すべての有馬記念では、ゼンノロブロイ、ドリームジャーニー、シンボリクリスエス、リスグラシュー、ダイユウサクにつぐ6番目のタイムで、トウカイテイオーと同じタイム。
実力伯仲の結果だった。

レース結果とレーティング

1着 ドウデュース    121
2着 スターズオンアース 118+4
3着 タイトルホルダー  124
4着 ジャスティンパレス 121
5着 シャフリヤール   121

3歳牡馬2頭は4角であがってこれない時点でまだ力不足の感あり。
2000mを超える距離では、タスティエーラ>ソールオリエンスの順か。
来年に期待。

(5)ドウデュースは、叩き3戦目のGIはこれで3勝目。典型的な叩き良化型。
他に気になるのは、武豊でこその馬かも知れず、乗り難しい馬なのかもしれない。
クリスマスイブの勝利は、2000年以降、テイエムオペラオーの和田竜以降は、すべて武豊。「豊サンタクロース」あと何回見られるか楽しみ。

今年の中長距離では4歳世代は強かった。
ジャックドールの大阪杯以外は、古馬GI中長距離は4歳牡馬が勝利。
(イクイノックスが強かったというのはあるが)

(16)スターズオンアースは、過去の長い歴史の中で連対なしの8枠16番を引いてしまった。外枠を嫌われて単勝7番人気は、人馬の実力を考えると過小評価すぎた。ルメールはこれしかないという乗り方で、道中ずっと前につけて最後まで残る強い競馬。一番、強い競馬をしたのは、スターズ。

(4)タイトルホルダーは引退レース。引退レースを前に渾身の仕上げで、内枠も良かった。1000m通過、1.00.4秒は絶妙のいい流れを作れたのでは。4歳時にこのローテでこの枠を引いていれば勝っていたかもしれない。惜しかったが、素晴らしいレースで引退をしていった。

馬券結果

(16)スターズ(7)アイアンの2頭軸流しの三連複
(16)スターズ(11)ハーパーの2頭軸流しの三連複

流し相手は、GI馬、1-5番人気の馬。
例年では、GI馬3頭で決着しないことが多いので、穴馬を絡めて3連複を拾いたい。有馬記念は、470キロ以上の馬体重の馬が好走するレース。
スルーセブンシーズは、456キロと少し小柄で凱旋門賞帰りとマイナス材料が複数あったため、この馬を軸にはできなかった。

ハズレ。
馬券的には、スターズの馬券は配当妙味があったが、穴馬は少し無理筋だったか。実力伯仲のGIで紛れが少なかった。

アイアンバローズは宣言通りの逃げができなかった時点で馬券は紙屑。不満の残るレースだった。

3歳牝馬のハーパーは少し足らなかった。リバティアイランドとは相当な差があるのだろう。前々で競馬をして4角はいい位置につけたが、ドウデュースに置いていかれて、直線ゴール手前では、ウインマリリン、3歳牡馬勢にも抜かれてしまったのは少し残念。

今回の決着メンバーの3連複で8060円はなかなかおいしいかもしれない、と後から思うような馬券結果だった。

次走注目

スターズオンアースは、来年以降の大将格は間違いなし。
これだけのメンバーで馬券圏外のレースが今までにないのは相当に強い。
ルメールも完全に手の内に入れている感じがする。
万一2冠馬で終わってしまうとするとすごく残念なので、どこかは勝ってもらいたい。

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