《自分が信じたいものは 信じるに値する》by「屋根裏のラジャー」

※ネタばれしています。お気をつけて・・・。

師走は忙しい。
大掃除はまだなのに、一週間後に《大腸内視鏡検査》を受けることになり
ますます泡ただしいのに。
本日から上映されている 
スタジオポノック「屋根裏のラジャー」を見に行った。
申し訳ない… 朝いちばんの観客は
私含めて 2人 だったーーー(/ω\)

前置きはさておき。

この映画は、
かつて子どもだった大人に見てほしい映画だな、と思った。
結論から言うと(書くと)

我にもなく涙出ました。大変、良い時間でした。

なんだろう。
「こどもの世界」って
大人になった私にはもう、決して再び
足を踏み入れることのできない世界。
それは まさしくImaginary(イマジナリー)の世界だから。

そして今日、久しぶりに
こういう、なにか
子ども時代を、きらきらと美しく思い出させる魔法
みたいに感じさせてくれた映画や物語を
数多く思い出した。

「トイストーリー」シリーズだったり
「テラビシアにかける橋」だったり
「ピーターパン」だったり
「E・T」だったり。
「インサイド・ヘッド」もそう。


物語後半に出てくる「れいぞうこ」と
お母さんの、消えていた絆のエピソードは
自分も、子ども時代に、なにか大きな忘れ物(?)や落としもの(?)を
しているかと、一瞬思い返したくなってしまった。

お母さんにとって
忘れてしまっていた過去の自分のImaginaryである
「れいぞうこ」は、実は消えてはいなかった。
“そのとき” をじっと待っていた。
そして、きっと
“そのとき” が訪れることがなくても
Imaginaryの世界の奥底で
ずっとお母さんを見守っている。
この素敵な解釈が私のこどもだった時代のことも
肯定してくれている・・・と思えて
温かい気持ちになった
※(子ども時代はずいぶんポンコツでしたので)笑💦

感情 というものは、本来、理性で動かせるものではないと
思う。

もうとっくに終わってしまった子育て時代。
大切にしていたことがある。
《感情の共有》だ。
うれしい。かなしい。楽しい。つらい。はらがたつ。
あなたの中から生まれてくるそれらを
私は共有したいよ。共有するよ と。
自分の中から生まれ出るものを大切にすることは
自分を肯定する初めの一歩
だと思うから。

一度しか見ていないけれど
心に残った言葉が
 【自分が信じたいものは 信じるに値する】だ。

力強く背中を押してくれた言葉。

言葉ってすごいな。

幅広い世代に見てほしい映画だと思った。

最後に。

ラジャーの声担当している寺田心さんが
素晴らしい✨!!!
まるで ラジャー!!!!

ポノックさん。素敵な映画をありがとう。


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