病院に行かなかったワケ
前回、抱っこが出来ないから病院へ行きづらくなったと書きましたが、理由はもう1つあります。
それは昔買っていた猫が病院で治療開始直後にショック死したからです。
私自身にそのことによるトラウマがあったのです。
獣医への不信感
以前飼っていた猫(チャトラン)は、抱っこもできるおとなしいオス猫でしたが、ある日部屋の隅っこでうずくまっていました。
母がおかしいと思い、病院に連れて行くというので私もついて行きました。
今でこそたくさんのきれいな動物病院がありますが、当時は近くに1件しかありませんでした。
年配の男性が1人でやっている小さな病院です。
どうやら毒性のあるものを食べた(当時は外に自由に出していたので、外でなにか食べたようです。母は誰かに毒をもられたのだろうと言っていました。)ようでしたが、獣医が何をしたのか次の瞬間チャトランが「ぎゃー!!」と鳴いてそのまま亡くなりました。
「あ、ダメだったなー」
獣医のじいさんがひとことそう言ったことは覚えています。
母も私もびっくりしましたが、抗議もせず猫の亡骸を抱いてトボトボ歩いて帰宅しました。
あれは毒のせいじゃない。ショック死だ。
そもそも毒を食べた、という診断も怪しいものです。
何も診ていないのに分かるわけない…。
あれは医療ミスだったのだと思います。
なんでこんなことに…まだ小学3年生だった私は、ただただ悲しかったです。
後々母から聞いたのですが、チャトランがけがをした時にこの病院へ連れて行ったことがあったそうです。その時は自分の靴下を切り裂いて足にぐるぐる巻いて処置を終わらせたそうです。
もう絶対ダメな獣医じゃん…。
あのじいさんしばらくして病院をたたんだので、なにかあったのだと思います。今もその建物自体はありますが、草が生い茂り、人が住んでいるのかどうかも定かではありません。
チャトランとは結局2年しか一緒に過ごせませんでした。
年齢は分からないのですが、まだシニア猫ではなかったと思います。
まだまだ若くて元気な猫だったのに…。
病院に行ったら死ぬ
なので、猫を病院に連れて行くのはずっと怖かったです。ワクチンや怪我など、どうしてもの時は行きますが、基本的には連れて行きたくありませんでした。
"病院に行ったら死んじゃう"
その恐怖が大きかったです。
特にらんちゃんは臆病で病院に対するストレスがひどい子なので、ショック死するのではないかという不安がずっとありました。
そのせいで初手が遅れ、だいぶ病気が進行してからの通院となってしまいました。
私のトラウマと、らんちゃんをちいさいうちから定期検診に通わせなかったこと、そしてらんちゃんの性格が重なり十分な治療もできないままお別れとなりました。
まぁ20歳まで生きられたし、あの子にとってはもしかしたらそれでよかったのかもしれません。
病院は本当に嫌そうだったので…。
ただ、最後にかかっていた病院が獣医さんも助手の方も本当に良い方々でしたので、こちらの病院に小さいうちから通わせることができたらもっと長く生きられたかなぁという後悔はあります。
今までほかのペットも含め5か所の動物病院へかかりましたが、こちらが一番良かったです。
猫は10歳までは年1回、それ以降は年2回の健康診断がオススメなようなので、今猫を飼っている方、これから飼う予定の方は是非定期的に受診して猫ちゃんの病気を早期発見、早期治療をしてあげてください。
皆様が良い獣医さん、良い病院に巡り会えますように☆彡
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