見出し画像

あらたな住人

2016年、らんちゃん12歳の頃に、私が結婚し旦那が一緒に住むことになりました。

母と私の2人しかいない生活から一変したので、らんちゃんにとっては青天の霹靂だったことでしょう。

旦那の顔を見る度に、
「誰だおめぇ!?」
「まだいるのかおめぇ!!」
みたいな日々がしばらく続きました。

全然懐かないし、本猫もかなりのストレスだったようで、ご飯も食べられなくなりました。

しまいには病院で点滴です…。

以前知人の猫を預かった時もシャーシャー大変でしたがその時は一週間ぐらいだったので、なんとかなりました。部屋も隔離していたし。そもそもその子は一緒に捨てられていた兄弟猫なんですけどね。

猫って繊細なんだなぁ。

女性だけの家で過ごしてきて、突然の見知らぬ男性。
猫は低い声が好きではないそうなので、低音で背の高い男性はとても怖かったのでしょうね。

言葉は通じなくても事前に「こういう人来るよ」と伝えた方が良かったかもしれません。

「あの人、ずっとココにいる人なんだ」、とどこかで観念したようで、少しずつ落ち着いてきました。

旦那もめげずに近づく日々、初めて撫でられた時は感動したそうです。

それからは、旦那が一番遊んで撫でてあげていたと思います。
らんちゃんも、「この人何でもしてくれる!」と気づき、最後まで甘えていました。

猫は環境の変化にとても敏感です。
引っ越しや新しい人(あるいは動物)との接触などは、猫にストレスがかからないよう少しずつ馴らしていけるようにしたいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?