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赤ちゃんができまして<1>

 私には子どもがいるわけですが、子どもがいるからか、他人の子どもとの関わり方や出産の話を見たりするのがとても好きです。
 好きですというと語弊がありますが、読み物があるとつい読んでしまいます。
 そういう自分を振り返って、もしかしたら私みたいな人が他にもいるかもしれないと思い、私も自分の出産や子どもとの関わり方を記してみようと思いました。

 夫婦の考え方のすり合わせの中の一つとして、子どもの問題は重要な位置にあるでしょう。
 私たち夫婦は、結婚した時から子どもはほしいとは思っていましたが、夫がわりと私のことを尊重してくれるタイプで、そして私は何事も面倒がるタイプなのと、仕事をやめたばかりで精神的に疲弊していたのもあり、わりとずるずると子どものことは先延ばしになっていました。
 しかし、私は三十を過ぎ、夫も三十手前となって、子どもを産む年齢としてはそろそろリスクが高まるのではと危機感をやっと持ちました。
 そうなると、わりと行動は早くて、生理周期を把握しながら、子どもを産むチャンスを狙っていました。
 で、やる気を出すとわりとすぐに子どもを授かりました。
 私は三十を超えていたので、この辺りもなかなか授かりにくいかなと思っていたのですが、ここまで順調で安心しました。
 狙ってやっていたので、順調だった生理が来ないことでもしやもしやと期待していました。
 早めに妊娠検査薬を買って、結果がちゃんとわかるまで待ち、満を持してやってみたらきちんと線が出て、そして病院に行きました。
 病院は、家から近く、私の行ける範囲で評判の良いところとなると、自然と一つに決まりました。
 妊娠がわかったら、母子手帳をもらい、指定の日に検査を受け、妊娠中もほぼ順調でした。
 少し妊娠糖尿病の気配があって検査しましたが、ギリギリで回避しました。
 やはり糖尿病の親族がいたので、なりやすい体質ではあるようです。
 これからも、それは気をつけたいですね。
 妊娠五か月でお腹が出て重くなり、体調もすぐれず、仕事の制服で着ているズボンもきつくなってきたので、やっていたバイトもやめることにしました。
 この辺りは、自分のペースで休むことができるようになってよかったです。
 正社員だったら、まだまだ働かないといけなかったかと思うとぞっとします。
 世の中の働いているママさん本当尊敬します。
 正社員で働いてて、妊娠している人の仕事の仕方を見ていて、この会社ではやっていけないなとずっと思っていましたが、実際妊娠すると、やっぱりその考えは当たっていたなと思いました。
 体力仕事をしていましたが、体力があるわけでもなく、精神も我慢できる方ではありましたが、痛いのとか苦しいのは嫌いなので、たぶん続けられなかっただろうなと思います。

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