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赤ちゃんができまして<6>


 ただ、それでも義理の母には何だか気を遣ってしまうのと、あと結構順調に回復していて、一か月ぐらいで、まだ微妙に悪露が出ていたのに、そろそろ大丈夫でしょうと思っていつも通り動いてしまったために、それからまた一か月ぐらいずっと悪露がちょろちょろ出続けてしまい、とても不安になりました。
 産褥期は、油断しないで完全に悪露がなくなるまで休んでいないとダメなんだなと学びました。
 学んでも、次に生かす場面はないんですけど。
 こういうの気にするタイプなので、治らないことから、何か悪い病気じゃないだろうかと気にしてしまって、結構落ち込んだりしていました。
 でもこれも時が経てば解決して、あとは本当にもうそこからは子どもに振り回される毎日です。
 ここから書くと、子どもへの愚痴とかも出てきてしまうので、それはちょっとこういう残る形にしたくないので、書くのを控えておこうと思います。
 悪いことは言わない、子どもと休日何して遊んでいるかとかを記録として書こうかとも思ったのですが、それは子どもの個人的な情報が出るので、それも書くのをやめることにしました。
 子どもがもう少し分別がつくようになったら、許可を取って書いてみるのはありかなとか考えています。
 その時に書く気になるかわからないですけど。
 とりあえず、今はここで筆を置きます。
 そういえば、よく大人と話せないのがつらいという話を聞きますが、私は性格が合っていたのか、誰とも話せなくてつらいとかはなかったです。
 孤独感がないかと言えば嘘になりますけど、人と話したくない人だったので、まだ自己意識とかも育っていない赤ちゃんと一緒にいるのは気が楽でした。
 まだ赤ちゃんぐらいなら、本音と建前というのがなくて、真っ正直に感情を出してくれるので気を遣わなくていいから楽だなというぐらいでした。
 あと、赤ちゃんとの生活は理不尽なこともあったけど、わりとルーティンが多かったのでやりやすかったですね。
 今の意志疎通がとれてき始めてからの方が、楽になったことはありますが衝突や対応に悩むことが多い気がします。
 でも、その時その時で悩んできたから、どれが良かったということもないのでしょうけどね。
 子どもによって違うから、きっとそれぞれで悩むことでしょう。
 私が言いたかったのは、色々言われていますが、不安にはならないでほしいということでした。
 この私にもできているので、案外何とかやっていけますよ、と。
 やっていかざるをえないんですけどね。

 さて、このエッセイは今回で最終回となります。
 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
 これが、誰かの慰めになっていれば幸いです。

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