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【ジョージア】中央アジアを抜けてたどり着いた美食の国

わたし、蘭ハチコが世界放浪していたときの食にまつわるエッセイです。

今回はジョージア編。

ジョージアのご飯は60カ国以上訪問したなかでもトップクラスに美味しかったです。


キルギスからジョージアまでの道のり

約半年かけてキルギスからグルジア(現:ジョージア)までたどり着いた。

(現在はジョージアと名前を変えているが、当時はグルジアだったため、グルジア表記とする)


中央アジアはイスラム教の国が多く、お肉の種類はほぼマトン、もしくはチキンだ。


この数か月で食べ慣れないマトンに私は飽き飽きしていた。

しかも同じ調理場で調理をしているので、チキンまでマトンの味がする。もう、さんざんだ。


グルジアまで行けば、豚肉が食べられるぞ!バックパッカーの間で聞いた話だ。


そしてたどり着いたグルジア。


グルジア料理 オジャクリ

まっさきに食べた豚肉料理。

ジャーマンポテトのようなものに豚肉もごろごろ入っている。こんなの美味しくないわけがない!!!


グルジア料理 ヒンカリ

さぁさぁ、でましたよ。

ヒンカリです。

見た目は小籠包だけど、サイズは子供のこぶしくらい。

現地の食堂や広場で、おじさん達がこれをつまみに、ビールを飲んでいる光景をよく見かけた。
ワインも有名だけど、ビールも安くて、街中でどでかいペットボトル売りをしている。

おじさん達の宴会に混ぜてもらって、ヒンカリを食べていたところ、途中で残りをフライにしてもらっていました。

フライドヒンカリ!!

これはこれで、さくっとしてまた違ったおいしさ。

ご夫婦で営んでいる食堂で、身振り手振りで「見ていきな!」と呼ばれ、厨房も見学させていただいた。

奥様が素早く生地を伸ばし、ご主人が包んで調理していく。長年培った連携プレイはもはや見もの。

中国の小籠包や餃子にしかり、こうやって食文化が広がっていく様子を感じられるのも中央アジア横断の醍醐味である。

グルジア料理 シュクメルリ

今でこそ、日本で流行っているけれど、当時はその名前さえも聞いたことがなかった。

どこかの情報ノートで知り、たまたま会った在住の日本人の方に連れて行ってもらった。

松〇さんのシュクメルリ定食は食べたことがあるけど、本場はね、もう勢いが違うんですよ。

なんの勢いがちがうかって?

どーん!!!!


にんにくの量です。

白いのは、ほぼにんにく。それとミルクとチキン。これは二郎系グルジア料理だ。中毒性あります。

グルジアのパン ハチャプリ

パンを買うときには、必ずと言っていいほど卵が入ったものを買う私。
この見た目に惹かれないわけがない。


ただ、両手で持つほどの大きさにこのバター、絶対高カロリーだよね。
でも美味しいからいいんだ。


グルジアのスープ オーストリ

例えるならビーフシチュー。

けれど、それよりも複雑なスパイスの味がする。パンにつけて食べるのがグルジア流らしい。

グルジアの朝食

真ん中にあるのはロビオと呼ばれる豆のスープ

どちらもお宿でいただいた朝食。
基本はパンとスープ、サラダ、たまにチーズ。


このトマトとキュウリのサラダは、これから先エジプトやモロッコなどでも出会うことになった。


グルジアの市場/マーケット

グルジアでは市場を散策するのも楽しかった。

こういう車全部キャベツとか、”車全部何かの野菜”の方式はよく見かけた。

ぶらさがっているのは、チュルチュヘラというクルミの入った保存食らしい。

たくさんのスパイスが売っていて、散策するだけで楽しい。

そして外国人が珍しいのか、「写真一緒にとろうぜ!」「俺を撮ってくれ!」などと声をかけられたりする。


もちろん、自炊もしていたけれど、後にも先にも、グルジアほど色々食べてみたいとそそられた国は少ない。

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