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阪神「甲子」園球場100周年

今朝は朝から蝉が大きな声で鳴いていました。大阪もそろそろ梅雨明けでしょうか。

今年は、兵庫県にある阪神甲子園球場(以下、甲子園)が大正13(1924)年に完成してから百年の節目の年なのだとか。それに伴い、特設サイトができていたり、特集番組が放送されたりしています。1924年は干支でいうと「甲子(かっし)」の年。この「甲」と「子」は、十干と十二支それぞれの最初が合わさる縁起のよい年だったため、ここから取って、新しくできた運動場に甲子園大運動場と名付けたのが始まりだそうです。

干支(えと)といっても、現代の我々は十二支のみを使うことが多く、それも自分や身近な人の生まれ年や、既に書かない人が多くなってきた年賀状を書く際に意識する程度のものになってきていることと思います。が、日本では「日本書紀」以来、年月日はこの十干十二支を使って記録されてきました。

十干と十二支なら、組み合わせは120通りあるのではないかと思われるかもしれませんが、干支を順番に組み合わせていくと最小公倍数の60で一巡します。「乙」と「子」は重ならないし、重ねる必要もないので、60の組み合わせの中で記録されていくのですが、昔は60年以内に人生が終わる人も多く、長生きしても、例えばある為政者の20歳ごろと80歳ごろの出来事を他の状況も加味すると、発生年を誤解することは現実には極少で、不便は少なかったのでしょうね。60歳を還暦というのは、このように干支(暦)が一巡する(還る)からです。現代からすると驚きますが、昔は60歳でも長生きだったから、還暦を迎えられるめでたさは一入(ひとしお)だったのでしょう。

noteを始めてから、新年一回目のタイトルは、その年の干支を書いています。お茶関係の記録など、十干も含めた干支で記録してみるのはいかがでしょうか。年くらいなら、なんとかなるか・・・。

今日の菓銘は「篝火(かがりび)」。
天神祭のお菓子です。

載っている胡麻は、篝火の煤(すす)だとか

夏本番ですね。学生さんはそろそろ夏休み。受験生の方は、ここをがんばれば嬉しい春に近づくと思うので、どうぞ後に悔いの無いようにお過ごしください。



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