情報共有は、個人スキルと組織アビリティだから!

スタートアップにおいては、というか、会社組織においては、自分とはほぼ独立したところで文脈が発生している。それはコントロールできない。それをブツブツ言うんじゃなくて、まずは真正面から捉えたい。無知の知。諸行無常。万物流転。

少人数組織が、フラットとか距離が近いとか情報が見えやすいとかあるけど、単純にそれって発生している文脈がメチャクチャ狭いからほぼ全部見えているだけで、情報のコントロールができているとか情報共有ができているとかっていう、自分や自分たちのスキルやアビリティとしてそれができているわけではないから。それくらい気付け。

何よりも、情報の透明性とか言っている会社側がそれに気がついていないとタチが悪い。

要は、情報共有は個人としてのスキルや組織としてのアビリティであって、ただそこにあるものではない。

20人規模の会社がそのままの人員構成で20年経った場合と、1年目で急速に拡大して1年後に20人規模になった会社とで、文脈共有が同じレベルになるわけがないじゃん。


ちなみに、情報共有自体は大事なわけではない。

情報共有のスキルを個々人が高めることと、組織として情報共有の方法論を作っていかないことが、会社が大きくなったときに情報共有の適切な密度を担保しないできない原因になる。

その代わりに別のところにリソースを割いていたということだろう。

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