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36【みんな神さま】


6月7日

C大で最初に予約してい
最後の検査MRIをやりに行く

検査が終わって
その画像を当日受け取れるか
どうかを交渉しに2Cに向かう

今日のC大の2Cの事務員さん
怖いけど仕事はできるようで
虎の門から画像を持ってくるよう
いわれたことを伝えると

わかりました
今日、持って帰れるように
動いてみるので
しばらくお待ちください


と言ってくれた

そして1時間ほど待って
あのM先生に呼ばれ
画像を見せてもらいながら
軽く説明を受けた

やっぱりいい先生だ

虎の門でのいきさつを伝え
M先生に感謝を伝えて
診察室をでた

そのまま1Fにおりて
医療ソーシャルワーカーの
Sさんを呼んでもらい
転院の報告と挨拶をした

よかったですね

と言ってもらえた

ありがたい

6月8日


治療方針が決まったこともあり
いつもとってもお世話になっている
ムウの不動産の師匠に
しばらく仕事ができないことを
伝えに行く

相当びっくりさせてしまったけど

もしもの時はなんとかしてくれる

ということでお願いができた
(ガブちゃんだとは言わなかった)

ありがたい

6月9日

虎の門にルウと戻り
超音波をつかった胃カメラ

トラウマがあるから
完全に眠らせてね


と何度もお願いしたけれど

検査の性質上
完全に眠らせるまでは
いけないんです

と説明をうける

わかりました、、、、。

といったけれど
そのあと麻酔が入って
全く覚えてないまま
目がさめたら終わっていた

完全に眠らせてくれたやいの!


ありがたかった

そして超音波による腹部エコー

なんだか予約の時間よりも
早く着いても
ずんずん、検査が進む

そしてなにより
みんなが朗らかで丁寧で
誇りをもっていて手際がいい

ほんとなんだろう
この病院の秘密は。。?

6月10日

売り出しを依頼されていた
可愛らしい戸建てを手術前までに
引き渡せる誰かをみつけるべく
大内覧会を企画する

あ〜
ムウもちゃんと虎の門の
スタッフのように
お客さんに丁寧に対応できるかな
と思いながら仕事をした

午前中で4人ほどが見学にきて
その中でとっても気に入ってくれた
女性が購入を申し込んでくれて
なんとか引き渡せる段取りができた

いつも思うけど
こういうのもほんとに奇跡

お家はいつも
誰に住んで欲しいかを知っている

6月11日

 
歯の治療の最後の一本の型取り
こちらもなんとかギリギリ
手術までに間に合いそう

6月12日

ルウと母と3人で
検見川神社にお祓いをしてもらいに

人生で初めて
ちゃんと神社の中に入って
ふぁさふぁさしたやつで
お祓いをしてもらった

なんだろう
あの厳かな感覚は

神様ごとは
昔からずっと好き

神社も昔からずっと好き

アタシはこの世界にいる
全員が神さまだと思ってる


もちろんアタシも含めて

神社はそれを思い出す場所


違う星や違う次元で
神さまをやってる私達が
地球で人間を体験してる

でもちょっとあまりに体験がリアルすぎて
神さまであることを忘れてしまいそうな時
ここにきて、

あーそうだった
ムウもあの子もあの人も
みんなみんな神さまなんだ


だとしたらいま起きてるこれは
いったいなんのアトラクションかな?

と思い出すために

用意された舞台で
ムウたちは踊ってる

我を忘れて踊ってる


いいことも悪いことも
ぜんぶぜんぶ神さまのまつりごと

そうおもえば
なんだって乗り越えていけるさ

お祓いの儀式は
なんだかそれをより具体的に
思い出させてくれる舞台装置だったな

お祓いのあとの宮司さんの説明で
(この神社は丁寧に説明をしてくれる)

一年に4回はお祓いを続けた方が
ご利益がありますよ

と伝えてくれた

あ〜これが無ければ
もう少し夢のままでいられたのにと

神さまごとに商売が見え隠れ
してしまったことを
ちょっと残念に思いながら
その場を後にした

夢から覚めることだけが
夢から覚ますことだけが
素敵なことじゃない


ムウは夢中で生きていたい


わかってる
わかってるよ
それがリアルじゃない夢だってこと

だけどね
それをバラすのは野暮ってことよ

みんなわかってて
夢の中で夢見心地で生きてるんだから

ムウがみてる今のこの夢は
一体全体、悪夢なのかどうなのか

だけどそれでもムウは夢うつつ
味わえるだけ味わってみるわさ

6月13日

虎の門病院に戻り
首の超音波エコーと
下肢の超音波エコーをする

この日は一人で電車で行った
久しぶりに電車に乗った

うちから東京まで
気分をあげるために
特急に乗って 

相変わらず
素敵な対応で検査をうけて
とんぼ返りでうちに戻る

さぁこれで16日の
U先生の確定診断と
治療方針の決定までの準備は整った

さぁさぁさぁさぁ
どうなるアタシの人生は



この間、
手術の方法をもう一度洗い直し
他にできうる方法はないか
ムウに最適な術式はなにかを
ひたすら比較見当した

さぁさぁさぁさぁ
どうなるムウ
どうなるムウのこの身体〜

教訓
:それでも日々は流れてく
:いつでも奇跡は隣りにある
:すでに起こった未来を
 生きているのかもしれない

写真は2002年に千葉に越してきた時
最初に住んだお家。いい家だったな



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