うぬぼれ自作ボドゲ紹介~第十二回 8パレット(仮)~

閲覧ありがとうございます。ボドゲ工房Rのランブンです。
本日は『|8≪エイト≫パレット』について記事にします。早速本題に入ります。

ゲーム概要

・ゲームタイプ
セットコレクション
2~4人用、20~30分
プレイ難易度★★

・設定
美しい絵を描くために、パレットに相性の良い色を集めましょう。

・システム
大枠は麻雀のシステムで、8色(赤、青、黄、紫、緑、橙、白、黒)のタイル(同色は各5枚、合計40枚)を使用してゲームを行う。同色のタイルを
1枚×8色
2枚×4セット
3枚×2セット+2枚×1セット
4枚×2セット
いずれかの形で集めることを目的としている。
4人プレイの場合、最初に各プレイヤー3枚ずつタイルが配られ、さらに場に16枚表向きにタイルが置かれる。残りは山札とする。
プレイヤーは順番に場に置かれたタイルを1枚ずつ獲得し手牌とする。これを各プレイヤーの手牌が7枚になるまで行う。
手番のプレイヤーは、山札の一番上からタイルを1枚確認するか、手持ちの点数を支払いパスをするかを選択する。タイルを確認した場合、そのタイルを表向きに場に出すか、(パスの時より多い)点数を支払い裏向きのまま端に避けるかを選択する。自身が確認したタイル、および相手が場に出したタイルがセットの条件を満たしていた場合、そのことを宣言し、自身の手牌の色に応じて点数を得ることができる。(ただし、パスおよびタイルを避けた場合、次の自分の手番まで相手が場に出したタイルで宣言することはできない)
これを繰り返し、最終的に点数を一番持っていたプレイヤーの勝利となる。


制作意図

麻雀をよりシンプルかつ運の要素を減らして(推理の要素を大きくして)ゲームを作れないかと考えメカニクスを考えた。以前にも同様のゲームを考案していたが、その発想からさらに発展させたものとなっている。
意識したこととしては、麻雀というゲームをいかにかみ砕き、要素を吸い上げ、メカニクスを再構築するかという点である。というのも、麻雀を原型をとどめたままゲーム規模を小さくしていくと、どうしても運の要素の大きいゲームとなってしまうからである。これを解決するためには小手先のルール変更ではなく根本的に変えていかなければいけないと考えルール構築を行った。
まず、麻雀におけるゲームの要素は以下の通りである。
・牌効率
・山読み、捨て牌読み
・期待値計算による押引き
・相対速度および相対点数読み
・山のランダム性による運
・点数状況把握
そして、ここから
・牌効率、期待値計算による押引き、相対速度、運
の要素を小さくし
・山読み、捨て牌読み、相対点数読み、点数状況把握
の要素を大きくする方法を考え始めた。その結果、
・牌の要素をスートのみにすることにより牌効率周りを簡略化
・牌を場から取り合うことにより、山のランダム性の低下
・押引きの形を変えることにより、成績の上振れ下振れを軽減
というルールに収まった。
特に、牌の要素を””色””にするという改案がクリティカルであった。枚数が膨れる原因である””数字””を排除しつつ””スート””だけの場合よりセットの形を増やす――例えば三原色(赤、青、黄)や暖色(赤、黄、橙、白)をセットとして扱うことができる――ことができ、これがルールを収めるうえで重要な働きをした。


問題点や改善点

例によって、テストプレイができていないのが難点である。ルールの手ごたえは良いので早急にテストを行いたい。


現状の進捗状況と今後の展望

テストプレイこそできていないが、前回の案より数段良くなっている。そのため、麻雀ライクゲームの一つの回答として制作を進めていきたい。
現状、テストプレイおよび発表したいゲームが渋滞しているため、それらの制作状況により出展時期は大きく変更する可能性があるが、1~2年の間には完成させたいと思える作品である。


最後に

今回は『|8≪エイト≫パレット』について記事にいたしました。
ここ数作品は「テストプレイができていない」という締めくくりとなっているため、今後はテストを推し進め、新たな発見があればまた記事にしていきたいと思います。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。


『チキン・ラン』
多人数短時間(4~7人、20分)、自由な交渉とシンプルな数比べ
プレイ難易度★★★
キャッチコピーは「―破産か、罵倒か―」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/1C1C3qeQsl8
【ボドゲーマ通販 URL】
https://bodoge.hoobby.net/games/chicken-run
『B級映画制作委員会』
多人数軽量級(3~6人、10分)、リレー式大喜利ゲーム
プレイ難易度★★
キャッチコピーは「限られた予算と時間の中で『俺達の最高傑作』を作れ!」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/m1iDNyYKa1w
【ボドゲーマ通販 URL】
https://bodoge.hoobby.net/games/b-kyuu-eiga-seisaku-iinkai
ゲームマーケット2021春
『Mole in the Cult』出展しました。
【ルール解説note URL】
https://note.com/ranbun_bdgcobor/n/nfb098775d4d6?magazine_key=m04f7ef0d353e
多人数中量級(4~8人、60分)、じっくり遊べる正体隠匿系ゲーム
プレイ難易度★★
キャッチコピーは「裏切者には粛清を」
【ボドゲーマ通販 URL】
https://bodoge.hoobby.net/games/mole-cult

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?