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多目的ドーム型スタジアム建設促進期成同盟会

 遠州灘海浜公園篠原地区への県営野球場建設は、浜松地域の長年の悲願であり、オール浜松で早期実現を目指すため、浜松市、浜松市議会、浜松商工会議所、浜松市自治会連合会が一体となり、「新野球場建設促進期成同盟会」を発足しました。(2022年10月27日設立)
 県への要望内容に即し、同盟会の名称を「多目的ドーム型スタジアム建設促進既成同盟会」に変更しました。(2024年5月30日変更)

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kikaku/yakyuuzyou/yakyuuzyou.html

 場所も、プロ野球チームを誘致するでもないのに「ドーム」という発想も不可解なこの新球場構想だが、最近「職業差別発言」で辞めた川勝前静岡県知事が「プッシュしていた」と知り(遅いけど)、「ああ…」と思った。
 ちなみにこの新球場問題は知事選の争点にまでなっているらしい。

 あの元知事なら、混乱を招くのも納得。リニアの建設が進まないのもあの人の所為だろう…と。しかし考えてみると、静岡県の湧水が流出するからボーリング調査を中止しろ、というのは「静岡県知事」の立場からすれば当然で、かって水力発電や東名高速のトンネル工事で大井川の水源が枯渇し大変な思いをした静岡県にすれば尚更だろう。
 そう考えると川勝前知事を見る目も変わってくるのだが、ではこの新球場構想を見る目も変わってくるかというと、やっぱりよくわからない。「浜松地域の長年の悲願」という部分を好意的に解釈すると、「県東部、中部には県営球場があるのに西部にはない」という事になると思うが、これは遠江地域という立場からの駿河地域に対する対抗意識と考えると結構腑に落ちる。「ドーム」にこだわるのも「草薙球場以上のもの」という点にこだわっているのではないか。
 せめて「くふうハヤテ」の新規参入とかのビジョンとつながっていればまだ共感も得られるように思うが、そういう風でもない。そもそも仮にくふうハヤテが新規参入という事になっても本拠地は草薙球場だろう。
 浜松球場の後継、と考えても「新しくて綺麗」な事以外において浜松球場に負ける気がする。
 造った後どうするか、どう維持するのかというビジョンをちゃんと示さないと市民も納得しないでしょう。

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