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【速報】山梨ファイアーウィンズ BCリーグ加盟 正式承認

 「山梨県民球団」として創設された山梨ファイアーウィンズは4日、甲府市で記者会見を開き、プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」に2025年度から参入することを発表しました。リーグ側が本加盟を正式に承認しました。
 球団側は2023年6月、プロ球団がない山梨を本拠地にリーグへの参入を目指すことを表明。球場の確保などを理由に早期の参入は見送られたものの、リーグに準加盟しながら参入に向けて本格的に始動しました。
 トライアウトなどを経て選手を編成し、同じくリーグ参入を目指す千葉スカイセイラーズとは定期対抗戦を実施。6月に甲府市・山日YBS球場で行われたルートインBCリーグ選抜と埼玉西武ライオンズファームの試合では運営に携わり、本加盟に向けて運営能力をアピールしました。
 リーグは試合の4日後に開かれた代表者会議で球団の実績を評価。本加盟が決まりました。

(中略)

■課題だった「球場確保」は…

 試合会場は、山日YBS球場と富士北麓球場(富士吉田市)をメーン球場に、「南アルプス ジット スタジアム」(南アルプス市)と楽山球場(都留市)をサブ球場として想定。練習場は「南アルプス ジット スタジアム」、楽山球場、大月球場(大月市)などを想定しています。

(後略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/943c067a055e2a3b52bb5d6250e5fbdcb800d65a

 山梨はBCリーグのチームができて欲しい県のひとつだったので素直におめでとうと言いたい(別にプロチームができて欲しくない県があるわけではないが)。
 なぜならBCリーグに東日本を満遍なく網羅して欲しいのと、新潟、長野、静岡にプロチームがある現状で「穴あき」になってしまっているから。それと元ヤクルトの加藤幹典が代表という点も注目したい。できればチーム名の冠は「山梨」より「甲斐」「甲州」の方が良かったが。
 ただ「山梨」には色々頼りなさを感じている。以前高校野球の春の関東大会が山梨で行われた時、小瀬球場へのアクセス手段に関して当事者が何の対策もしなかった事が記憶に新しい。公共交通が乏しい事と、臨時バスも出そうとしない地元の姿勢はネットでも評判が悪かった。「こっちは車社会だから」と開き直るなら良いが、そもそも「車社会」で多数の観客を集める「高校野球」の大会をやらないで欲しいと思う次第。
 県高野連と山梨球団は別物なので一緒にはしないが、「プロ球団」として球場へのアクセス問題を加藤代表がどう考えているだろうか。

 また山梨県には国際規格(両翼99.1m、中堅121.9m以上)を満たした野球場を造れない政治的または物理的な制約でもあるのだろうか。先日緑が丘球場がようやくリニューアルしたと思ったらサイズが以前と同じである事に拍子抜けした。県内の他球場も大体同じサイズで、他県が「プロ野球を開催できる」野球場を意欲的に整備する中、はっきり言って東日本で唯一、取り残されている。インディーズとは言えプロが使う野球場である。この問題も加藤代表はどう考えているだろうか。

 ところで記事本文に「大月球場」の名前がサラリと出ていたが、確か大月の球場は硬式非対応の上狭小だった気がする。練習ならOKという事なら、つまり拠点とするのなら正にこの球場を「山梨ファイアーウィンズのために」リニューアルするという発想はないだろうか。はて、加藤代表は行政を動かせるだろうか。

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