RANA96219

死のデザイン

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死のデザイン

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最期の日

日本の社会だけに限らず、【死】について表現することはタブーとされやすい。終わりがない命は無いけれど、そこを深く知ることと【恐れ】が紐づいているように思える。 物事のゴールを決めるのに、なぜ人の命のゴールを考えることをタブーと感じるのだろう。ゴールとは、まるで良いことだけが結果として残せるそんな状況のことに限定させているのだろうか。 私には【死】がとても神秘的で、途轍もなく素晴らしいことのように思えてならない。 この地球を卒業していくこと 卒業したらどうなるのだろう 肉体

    • 死をデザインする

      62歳 【孤高のメス】の舞台になってあの古びた病院で死ん君。 白衣を来て、救急搬送の裏扉から入っていく君の背中が今も目に浮かぶ。 君の年齢に近づき分かってきたことが沢山ある。 医師としての日々とシングルファザーとしての日々。どれほど孤独で、不安だったろうか。 笑うだろうが、私も離婚し子どもを抱え生きている。 風呂に入り、一人の時間が訪れた時、どこからともなく溢れるように不安と恐怖に包まれることがある。 いつまでも生きるつもりだと自分に聞きたくなる夜もある。 親子ほど互

    最期の日