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長男と発達障害

こんにちは、白紫菖蒲です。

先日、作業療法士を目指す長男が
「発達障害学は楽しい」と
ちょっと声を弾ませながら言うんです

私の長男は小学校5年生の時に
小児心療内科にて
「広汎性発達障害」と診断を受けました

数回のカウンセリングを親子で受け
8年が経ちましたが、中学校、高校と
学校生活では特に何も無く
穏やかに過ごしていました

長男も発達障害であることを
分かっておりましたが

「人それぞれ、個性がある」
「個性は誰かと比較することではない」
「個性は優劣をつけるものでもない」
「価値観で他人を判断してはいけない」

そう子供たちには伝えていました
それに加え

「親の価値観が正しいとは限らない」
「親が絶対的に正しいとも限らない」

私の見てきた大人の社会は
ほとんどが「世間体」で出来ていて

お宅のお子さん、どこの高校行ったの?
あそこの子供さん、成績が良いらしいよ

そんな話ばかり

私の価値観と世間は少し違うようで
学校へ行って勉強をすることだけが
学校に行くための目的ではなく
班やグループ、委員会などで
自分に課せられた役割を果たすこと
課せられた役割に責任を持つこと
友達や同級生、先輩後輩と他愛もない
会話をして、自分以外の価値観を知ること
他人の価値観を知ることは
自分の善悪の判断基準になり
沢山の人の価値観を知ることによって
どう対応すれば良いかを学ぶこと

それは、親や先生という守ってくれる人のいない
「大人社会」に行くための準備なんだよ、と
子供たちには伝えておりました

そして、長男との会話で
私の価値観は全てが正しいという訳では無いし
親の価値観が子供に影響することは大いにある
そんな事を話していると、長男が

子供に障害がある家庭だけじゃなくて
そうじゃない家庭にも
 親の価値観が子供に影響するっていうことを
 子供を育てる家庭は学んで欲しい
そういう事を教えてくれる、発達障害学は楽しい


発達障害学でどんなことを学んでいるのかを
私は分かりませんが、長男が自分の価値観で
そう話してくれた事を嬉しく思いますし
私は自分が親になって
初めて親の気持ちがわかったので
これから親になるかもしれない長男に
頭が下がる思いでした

私は、子供たちを育てているかもしれませんが
親として子供たちに育てられているので
感謝をしております

今日はそんなお話でした
本日も読んで下さり、ありがとうございました

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