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終活の心得

こんにちは、白紫菖蒲です。
今回は「終活の心得」というテーマで書いて行きたいと思います。

以前にも記事として書きましたが、現在の日本は超高齢化社会に突入し、その中でも75歳以上が4人に1人という割合になるのも目前という現状があります。

ただ、介護士の肌感として、10~15年前に比べますと健康寿命を延ばそうという意識が高まり、運動や食事、サプリメントやプロテインを飲まれる壮年の方が増え、認知症予防の本が本屋さんに並ぶ時代になり、老いに対する身体的、精神的な予防を日常生活に取り入れて、過ごされている方も多くなりました。

ただ、もし、その予防の意識が
「子供に自分の介護をさせたくない」
「若い姿でいたい」
「認知症になりたくない」

そういう意識よりも
「人生の幕をどう引くか」の方が実は大事だったりします

老いは、必ず訪れます

老いることを恐れ、若さを維持していくために
お金を使うより、自分が最期にどこで誰に
看取ってもらうのかを大事にしてほしいのです

有名な俳優さんが、終の棲家として
ご自宅ではなく有料のサービス付き高齢者住宅に
移り変わられたニュースを見ました

介護用語でいう「サ高住」ですね

近年では新規オープンのサ高住が増えており
恐らく、お元気なご高齢の方が増え自宅を処分し
終の棲家として選択される傾向にあると思います

金銭面の問題もありますが
本当に素晴らしいと思ったのは
「老いに対する向き合い方」なんです

自分、自分の家族、財産、相続、
身体、精神、すべてに置いて
「老い」を受け入れた結果の移住と思いますし

そこには
自分の人生のプライドや、こうあるべきだという
周りから見られている自分を
大事にしているわけではなく
自分の現状とこれからの未来を
見越してだったと思います

かっこいいですよね

これからの介護施設は
選ぶ時代です

ご本人や家族がここならいいねって
選んで利用して頂ける、そして
選ばれる施設を目指して頂きたいと思います

本日も読んでくださりありがとうございました
誰かの一助となりますように


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