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不幸は推し量れない

こんにちは、白紫菖蒲です。
今回は「不幸は推し量れない」ということについて書いていきたいと思います。介護のお話ではなく、私の思ったことについて書いていきますね。

先日、73歳の母が
「お父さんと関わった女性はみんな不幸だよね」
と言うので、深く考えたんです

私の父は、昨年の3月に84歳で
天国に旅立たれました

遺言書と共に、父が後世に書き記した
自叙伝がPCとUSBに残っていて

「俺が死んだらこれを読んで欲しい」

と、言い残していたんです
そう言われた時に私は、とても「危険な香り」がして
父が亡くなったら消去しようと思っていたんです

その、私が感じた「危険な香り」の正体を
分かっていたんです

それは、

「父が愛した女性たちに対する思い」

綴られていること

そして、その内容が及ぼす

「母への精神的ダメージ」

母がその自叙伝を読めば、私の人生は何だったのかと
辛くなってしまうことを分かっていたので
目に触れる前に消去しようとしました

残念なことに、母が自叙伝の存在を知っていて
「読みたい」と言うのです

私は父が亡くなって、母が読みたいと言うまで
自叙伝の中身を読んだことはありません

むしろ、私は読みたくなかったんです

その感じた「危険な香り」が
読んだ人を幸せな気持ちにさせることが無いという
事を分かっていたから


それでも、どうしても、
母が「読みたい」と言うので
無駄な事と思いながら
私は母に注意事項を伝えました


・娘という立場として自叙伝の感想戦は出来ない事
・読んだとしても、父に対する恨み辛みは消えない事
・幸せだった記憶を大切にして欲しい事
・今、知ったとして父に伝える術がない事
・読んだことによって気持ちがモヤモヤしてしまう事
・読んだ後に生きる気力を失わない事


注意事項を伝えている途中で
「分かってるから、読ませて」と言うので
A4用紙両面プリント30枚分を
印刷しました

プリンターから印刷された紙が排出され
母に渡す度に
母の雰囲気が澱んでいき
全てを読み終えた後に、
絶望の表情を浮かべ

「初恋の人が忘れられやんか…」

そう言って、私が伝えた注意事項の
「幸せだった記憶を大切にして欲しい事」以外を
全てコンプリートしてしまいました

父の女性経歴を簡単に書くと
・相思相愛だったが家の事情で一緒になれなかった
    初恋の女性
・父の不倫が原因で離婚した前妻
・結婚をするが億単位の借金の連帯保証人になり
   私財の全てを父に渡した母親

そして最初に書いた言葉、母が言った
「お父さんと関わった女性はみんな不幸だよね」
に、娘としてでは無く、

https://note.com/skysign323
師匠から
スピリチュアルを学び
チャネリングという目に見えない存在からの
「人が幸せになるためのメッセージ」を
伝える者として、答えました


3人の女性の不幸を比べる事は出来ない
それが「不幸かどうか」は
第三者が判断できるものでは無いし
幸不幸に、判断基準なんて無い

父が無くなる最期まで
お金の話しをされ
母に対して感謝の意も述べられず
自叙伝にも母のことは無かった

そんな中でも
どんな事があっても
この人について行こうと
心の底から父を愛し
愛した人の
人生の最後まで
一緒に居られたのはあなただから
その事は忘れないで欲しい

きっと母の不幸基準は
「お金」だったと思うんです

物質的な豊かさを得られなかったから
不幸を比べてしまい
喪失感や自分の存在意義が
分からなくなってしまったんですよね

私は2児のシングルマザーです
その私、娘の立場から
伝えられる言葉としては
少し重みのある言葉だったかもしれません

でも、娘としてでは無く
人生を少しでも前向きに
歩んで行けるようにメッセージを伝えるのが
私の役割だと思いますので
73歳の女性がこれからの人生を
明るく幸せに歩んでいけることを願っています

本日も読んで下さり、ありがとうございました
誰かの一助となりますように

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