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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2023/1/14~2023/1/20)

1月14日(土)


朝4時半起床。少し二度寝し、6時半過ぎに散歩に行く。戻って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
土曜日なので週イチ恒例の買い出し。今日はスーパー2軒回って1週間分の食材の買い出しをする。最後に牛角で焼肉食べて帰宅。

焼肉!!


午後は特にやることもなく、いつもどおりダラダラと過ごす。休日の過ごし方が全然アクティブでないのでマジで書くことがない。
書棚の奥の方から懐かしい本がでてきた。井上ひさし「ドン松五郎の生活」(新潮文庫)だ。奥付をみると昭和56年11月の第8刷とある。40年くらい前の本で、私が小学校の高学年か中学生くらいのときに読んだのか。内容はあまり覚えていないが、“井上ひさし版「吾輩は犬である」”と裏表紙の紹介文にあるので、ドン松五郎という犬の視点で描かれる物語なのは間違いない。確か映画化もされていたと思う。去年発掘されて読んだ高木彬光「白昼の死角」も懐かしい本だったが、この本はさらに懐かしい本なので、そのうち機会があったら40年ぶりに読んでみよう。井上ひさしというと一番好きなのは「吉里吉里人」で、私は単行本で買って読んだ。ものすごく分厚くてしかも二段組という、今だと“鈍器本”となるだろう本で、でもメチャクチャ面白くて夢中で読んだ記憶がある。「吉里吉里人」もだいぶ前に古本で文庫版(文庫は上中下の3巻本)を買ってある。これもいつか読みたい。

井上ひさし「ドン松五郎の生活」
井上ひさし「


夕食は明太子スパゲティを作って食べる。

明太子スパゲティ


就寝読書は「四隣人の食卓」

1月15日(日)


朝4時半起床。二度寝して6時半過ぎに散歩に行き、戻って朝食を済ませる。少し休憩してからラジオ体操。
終日家に引きこもり。
就寝読書は「四隣人の食卓」

1月16日(月)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
午後にオンライン会議が1本あっただけで終日作業。新規に締結する契約書の素案を作成する。うむ、会社の規程をつくり、契約書をつくり、業務改善提案をおこない、システムの保守運用をおこない、来年度の予算編成をおこない、あとは何だっけ? まあとにかく小さい会社とはいえ財務、総務、情シス、庶務の業務を一手に受けているのって、個人的にはなかなか面白い環境にいるなと思う。いや、中小企業の総務系の仕事に携わっている人はだいたい似たような感じなのかな。
こういった総務系の仕事は、これまでは(今でもだけど)雑務を押し付けられている感じでモチベーション的にはあがっていなかったのだけど、少し見方を変えることにした。というのも、先週セカンドキャリアの話をしたときに、自分が将来それも実はもうすぐ目の前に迫りつつある将来について、あまりに何も考えていないことに気づかされたからだ。たとえば、本格的に個人事業主とか、もっと大きく言えば自ら起業するとかを考えたときに、今やっている総務系の仕事が役に立つときが来るかもしれない。と考えれば、今の経験をキチンと自分のスキルにすることができれば、セカンドキャリアの形成にも役に立つかもしれない。考えているだけでは形にならないのだけど。
夜はMリーグを視聴しつつ「四隣人の食卓」を少し読む。

1月17日(火)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
午前中に打ち合わせが2本。午後は契約書作成と予算作成の作業をする。
夜はMリーグを視聴。今回は第2試合の途中で一度寝落ちしてしまい、気づいたら終了後の選手インタビューになっていた。Mリーグでは試合後のインタビューは、トップを獲った選手ともうひとり(だいたいの場合はラスになった選手)のインタビューが放送されるのだが、今日の第2試合後のインタビューは、ラスとなった赤坂ドリブンズの園田賢選手とトップになったセガサミーフェニックスの東城りお選手だ。で、目を覚ましたときは園田選手がインタビューを受けていた。Mリーグファンにはおなじみなのだが、園田選手のインタビューはとにかく長い。もうとにかく喋りまくる。スタッフがカンペで「園田さん、そろそろ」と急ぎの指示を出すくらいなのだ。しかも、ただ長いわけではなく面白い。今回も喋り倒していた。赤坂ドリブンズは、レギュラーシーズンで現在大きくポイントマイナスになっていて最下位にいる。レギュラーシーズン終了後下位2チームは脱落となるので、シーズンも後半戦に入っている現状ではかなり危ないポジションではあるのだが、そういう状況でも楽しそうに話ができるのは園田選手のよいところだなと思う。
一応少しだけ「四隣人の食卓」も読んだ。

1月18日(水)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
午前にオンライン会議が1本。その他は特に目立ったことはなし。業務終了後にク・ビョンモ「四隣人の食卓」を読了する。
業務終了後の夕方に母の通院で病院へ。待っている間に読む本は李清俊(イ・チョンジュン)「うわさの壁」(吉川凪訳/クオン)。帰りにスーパーで足りない食材を追加購入。

李清俊(イ・チョンジュン)「うわさの壁」(吉川凪訳/クオン)


今夜はMリーグの試合がないので「うわさの壁」を読みつつ就寝。

1月19日(木)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
午前にオンライン会議が1本。その内容がちょっと剣呑な雰囲気になってしまう。今回、私はオブザーバー的な位置づけでの参加。まだ経験の浅いメンバーがプロジェクトの進め方について経営陣にプレゼンするというのが会議の主旨で、彼らなりにまとめた資料を使っての説明を行った。私としては事前に少しアドバイスもしていたし相談にものっていて、かつ経営陣の資質というか思考についてもこれまで関わってきた経験からある程度把握できていると思っていたので、若手メンバーのプレゼンについても特に問題はないだろうと思っていたのだが、なぜか経営側から「そもそもどうしてこうなったのか?」「話が各論に陥っている。木を見て森を見ずの状態になっているのではないか」といった指摘が連発されてしまった。正直、プレゼンした若手メンバーも横で聞いていた私も、「それはすでに話ができていて、その前提で今回のプレゼンになっているのでは?」という疑念があり、なにを今更話を蒸し返しているのかという気分になった。
ただ、ここで反省しなければいけないのは、すぐにその場で「そういう前提の話はすでに合意済みですよ」というフォローをしてあげられなかったことだ。経験の浅いメンバーからすれば、いかに理不尽なコメントであったとはいえ、経営陣から指摘があれば簡単に反発することもできないだろう。そこをフォローするのがオブザーバーとしての私の役割だったはずだ。しかし、時間的な成約があったとはいえ、すぐにフォローできず中途半端に会議が時間切れで終了してしまったことは申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
会議後、若手メンバーから話を聞くと、やはり経営陣の今更発言に納得がいっていない様子。まず自分としてフォローが足りなかったことを謝罪し、冷静に経営陣のコメントを分析して説明する。まず、前提となる合意事項を今更持ち出してきたことについては、内部的には確かに合意され周知されている事項ではあるが、プロジェクトの遂行という意味では常にその前提を念頭に置いて活動する必要がある。前提として合意されているからもう触れなくて良いということではない。好意的に解釈すれば、常に前提を踏まえて活動していることを意識せよという話だ。また、今回は前提を理解しているメンバーのみの参加した会議だったが、場合によっては初見のメンバーが参加するケースもある。その場合、前提を参加者が理解しているという形で話を進めると初見参加メンバーは話についていけなくなる。経験を積んでいくと、TPOに合わせたプレゼン資料の作成やプレゼンの進め方が身についてくるが、経験が浅いうちは意識的に行動しないとTPOからズレてしまうことも多々起きる。これはなかなか教育とかで身につけられるものではなく、数多く経験し、かついろいろと叩かれて反省し自分のものにしていかないといけなくて、本当に難しい。
あと最近感じるのは、誰もがすぐに答えを求めるということ。自分で考えるというスタンスではなく、ゴールを示してほしい、示されないとどう動いたら良いか自分で考えられないという人が増えているということ。振り返って自分はどうなんだろうと考えたとき、実は自分も自分の意見で自分の考えで動けているわけではなく、ついつい答えを探してしまっていると気づいた。自分の意見を持つということは自分のポジションを明確にすることだ、という話が年末年始に読んだ「自分に意見で生きていこう」(ちきりん著/ダイヤモンド社)に書かれていて、我が身を反省したところだったので、今回の会議での顛末が実に身に沁みた。
今日は業務終了まで自分の不甲斐なさを反省しモチベーションが下がったままで過ごす。業務終了後は特になにもする気になれず。
夕食にホットプレートのたこ焼きプレートを使って焼き焼売を作る。

ホットプレートで焼き焼売


夜はMリーグを視聴しつつ読書は「うわさの壁」。MリーグはEX風林火山が同日2連勝でチームランキング首位になったのだが、第1試合、第2試合とも見応えのある試合だった。特に第1試合は終盤まで4着だったEX風林火山の松ヶ瀬隆弥選手がフリテンリーチの高めツモで倍満を和了するなど一気にまくってトップになるという大逆転ゲーム。第2試合もEX風林火山の二階堂瑠美選手が序盤で大量リードして余裕のトップかと思いきや、高打点女王ことセガサミーフェニックスの茅森早香選手が終盤になって瑠美選手から倍満直撃で猛追し、最後は裏ドラが乗れば逆転という展開でわずかに点数が足りずに二階堂瑠美選手がかろうじて逃げ切りトップとなった。どちらも目が離せない好ゲームだった。

1月20日(金)


朝4時半起床。今日は有休を取得したので少し二度寝して6時半過ぎに散歩に行く。戻って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
今日は月イチのメンタルクリニック定期通院なので終日有休を取得。ただ、診察は午後でよいので午前中は自宅でのんびり過ごす。
お昼少し前に家を出て、まずは近所の家系ラーメンの店でいつものきくらげラーメン。月イチくらいで食べたい。次食べるときはきくらげのトッピングダブルにしようかな。

きくらげラーメンとまぶしチャーシュご飯ミニ


クリニックに到着していつもどおりの診察。昨日のこともあってちょっとメンタルが下降気味になってきつつあるタイミングでのメンタルクリニックだったので、主治医の先生に愚痴を聞いてもらう。なかなかこういう話を聞いてもらえる機会はないし、聞かせる相手もいないので、定期的に通っているメンタルクリニックの存在は大きい。話すことで気持ちが楽になることもある。
いつもどおりの睡眠薬を処方してもらって診察終了。いつもどおりに移動して、まずは大丸東京店で頼まれていたお買い物をする。
新橋に移動して、久しぶりに「やきとん まこちゃん」に入って一人飲み。ファーストドリンクは生ビール。もつ煮込みにたまごを入れてもらい、センマイ刺しを注文。まずはビールを一口。うまい。もつ煮込みとセンマイ刺しにも箸を伸ばす。そうこうしているうちに注文しておいたやきとんも到着。シロ、レバー、ナンコツにコブクロ。この店のやきとんはおおぶりで食べごたえがある。ビールを飲み干して抹茶ハイを注文。ひととおり飲んで食べてで3000円弱。

まずは生ビール!


煮込みのたまご入りとセンマイ刺し


やきとん(右からレバー、ナンコツ、コブクロ、シロ)


2杯目は抹茶ハイ


丸善丸の内本店に移動して少しだけ本を買う。帰宅して夕食には新橋で購入したお寿司の盛り合わせ。

夕食はお寿司盛り合わせ


午前中に「うわさの壁」を読了していたので、メンタルクリニックの待ち時間からリチャード・ライト「ネイティヴ・サン アメリカの息子」(上岡伸雄訳/新潮文庫)を読み始めた。帯には“ブラック・ライヴズ・マターの原点”とある。1940年に出版された作品で、主人公は黒人の青年ビッガー。彼が働いている白人資産家家庭の娘を誤って殺してしまったことで物語が動き出す。1908年生まれの著者は、激しい人種差別の中で育ち、15歳で文学に出会って19歳で作家を目指してシカゴに上京。デビュー後に「ネイティヴ・サン」を書き上げた。“20世紀アメリカ文学最大の問題作”とされているとのこと。まだ問題となる事件が起きるところまで読めていないのだが、序盤のビッガーと家族(母、弟、妹)との関係や彼が感化院に収容されていた過去があり現在無職であること、彼が仲間と共謀して白人の店を襲撃しようと考えているが実は内心でそれを怖がっていること、自分が臆病だと思われたくないという虚栄心から仲間のガスに当たり散らしたりして虚勢を張っていることといったエピソードから、主人公のビッガーの人物像が読者に伝えられ、この先に問題の殺人事件が起きると考えると、さてどのように物語が展開していくのかと考えさせられる。

リチャード・ライト「ネイティヴ・サン アメリカの息子」(上岡伸雄訳/新潮文庫)


スマホで帰宅中に見ていたMリーグ。夕食と入浴を挟んで続きを見る。今日はU-NEXTPiratesが瑞原明奈選手、小林剛選手のリレーで同日2連勝となった。Mリーグ視聴の合間に「ネイティヴ・サン」を読む。

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