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平井一夫/ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」

就職の時期とインターネットが普及した時期が、
ちょうど重なった。
分厚い企業図鑑を取り寄せ、
アパートの部屋に積んでいてもいたけど、
応募の大半はインターネット経由で行った。
一括でチェックを入れ、
ボタンを押せば資料が届き、
そこから応募することもできた。

そうして取り寄せた資料のひとつに、
ソニーがあった。
送られてきた会社紹介の資料に
書かれていた言葉を、今も覚えている。

そのビジネスは、
単なるエレクトロニクス事業、
音楽事業、ゲーム事業を越え、
もはやソニーというビジネスです。

あれから20年以上が過ぎた。
2022年となった今、
ソニーはさらにビジネス領域を広げ、
複数のビジネスの軸を持つ、
まさにソニーというビジネスを展開する。

ただこの20年の間、
ソニーは栄光の座にあり続けたわけではない。
むしろ苦しみ続けたといっていい。
創業の事業であるエレクトロニクスは落ち込み、
ブランドイメージも下落、赤字の時代が続く。
そこからいかにして蘇ったのか。
しなやかにしたたかに、
その輝きを取り戻したのか。
その中心に居た男こそ、
本書の著者である平井一夫。
彼が意識したものは何か。
それはどこから生まれたのか。
それが明かされる。

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