見出し画像

夜のSNS「スカイ(S)ナイト(N)スター(S)」を見て夜空に無限の可能性を感じてみた

画像1

朝が来て、昼が訪れ、夜となる。一日中明るい「白夜」や、一日中暗い「極夜」がない日本では、日の出や日の入りの時間が多少前後するが、1年を通して、そのサイクルが繰り返される。明けない夜がないように、暮れない夜もないのだ。

画像2

どうも、この記事を書いている地主です!

夜の時間をどう楽しむかで人生レベルが決まる。日中に頑張って仕事をした場合、夜の時間はリフレッシュや、新たな出会いに向けるべきだろう。だからと言って、ただただダラダラしていてはダメだ。動かなければならない。

画像3

配信です!

夜の自由な時間に新たなるコンテンツを作るのだ。そのためにYouTubeで配信をする。内容は何でもいいだろう。何もしないより、何かをした方がいい。配信を続けることで、可能性が見つかるかもしれない。そう思い、私は夜の時間に配信を行なった。

画像4

お話をします!

本日あったことなどを配信する。もちろん配信などせず脳内で今日という1日をまとめてもいいだろう。しかし、誰かに見られている、と意識して今日という1日をまとめることで、万人に伝わる会話術を手に入れることができるわけだ。

画像5

話す練習ですね!

私は一人暮らしなので、家で誰かと話すことはない。たとえ一人暮らしでないとしても、外に向けて話すことで、それはコンテンツとして発展するかもしれないし、チャット欄などで相手の反応がわかるので、自分の話のレベルが上がるかもしれないわけだ。

画像6

!!!

画像7

誰も見てないやん!

問題点は、配信したからと言って、誰かが見ているわけではないということだ。誰も見ていないのだ。上記はYouTubeの配信管理画面なのだけれど、同時視聴者数をリアルタイムで知ることができる。そこには「0」という数字が、燦然と輝いていた。誰も、誰も見ていないのだ。意味がない。

画像8

ああああああああ!!!

配信はやめよう。辞めたところで誰も見ていないので、何の問題もないわけだけれど、一旦やめよう。誰も見ていないものに、話しかけるほど虚しい時間はない。それは夜という静かな時間ではより強調される。日中のおよそ3.14倍虚しい。「夜のπ理論」と覚えていただきたい。

画像9

SNSでも見ましょう!

ゆっくりとSNSを見るというのも夜の時間にはいいかもしれない。今度の週末に行ってみたいオシャレな、それはそれはオシャレな情報を手に入れることができるかもしれない。SNSの知り合いたちがそのような情報を載せているはずなのだ。

画像10

あああああ!!!

SNSで繋がっている同級生たちが、オシャレな情報を載せていた。それは家族で訪れたお店だったり、恋人と買った雑貨だったり。それは見たくないのだ。この差はなんなのだ。私は一人で、この築40年近いアパートで一人、キラキラの同級生の生活を見なければならない。辛い。

画像11

怒りすら覚えるよね!

この差はなんなのだろう。同じ空間で机を並べ、同じ時間を過ごしてきた。それなのにこの差はなんなのだろう。キラキラしている。夜のそのような差の発見は、日中の3.14倍、人を虚しくさせる。「夜のπ理論」である。

画像12

とりあえず関係ない本を読んで心を落ちつかせる!


夜の街を徘徊する

家にいるからダメなのだ。家でやることは日中でもできることが多い。夜にしかできないことを楽しむべきだろう。そこで私がよくやっているのが「散歩」。日中の散歩とは同じ場所を歩いてもいても、異世界に迷い込んだような気がしてくる。

画像13

知っている風景なのに、

画像14

知らない景色のように、

画像15

感じることができる!

毎日歩いている景色が、夜の黒に沈むことで、知らない景色のように感じられる。街灯と信号だけが夜の道を照らし、日中の騒がしさはなくなり、静寂が支配している。人はまばらですれ違うこともない。

画像16

夜を楽しむのです!

むしろ近所の方が夜を楽しめる。繁華街に行くと光が多すぎて、夜の黒を楽しむことができない。しかし、住宅街では夜が支配し、静かで歩いていて楽しい。自分の知らない街の顔を見ることができて嬉しく感じるのだ。

画像17

川のせせらぎも!

日中の暑さも、この時間には力をなくしている。全力を出していた太陽が夜にはないのだ。土手を歩くと、川のせせらぎが聞こえて、より涼しげに感じられる。スマホも見ないし、YouTubeの配信もしない。本当の自由な時間なのだ。

画像18

寝そべって、

画像19

空を見る!

夜空に無限の可能性を感じる。紀元前の人々は星々を並べ、そこにいろいろなものを見出した。イルカだったり、ウサギだったり、おとめだったり。夜だけの楽しみだ。スマホやパソコンの画面を見ていても、幸せな人々は見えるけれど、ロマンは見えてこない。夜空こそが唯一のロマンなのだ。

画像20

暗いことを尊く感じましょう!

私が寝そべっているのは、暗いけれど東京なので、星を美しく見られるほど暗くはない。街の光が届くのだ。しかし、全く見えないかと言えばそうではない。ぼんやりとは見える。
これが夜のSNS『スカイ(S)ナイト(N)スター(S)』なのだ。

画像21

神社にも来ました!

神社は24時間営業のところが多い。私の近所の神社もそうであり、鳥居の横に灯りが入りぼんやりと明るくなっていた。蝉の大合唱はなく、静かな時間となっている。日中とは異なり、夜ならではの清らかな気持ちになる。

画像22

雰囲気がいいね!

夜の街を歩き、河川敷で空を見て、神社に来る。私の心は洗われたように清々しいものだった。誰の心にもあると思う汚い部分がないのだ。願望もない。欲がないということだ。悟ったと言ってもいいかもしれない。さぁ、手を合わせよう。

画像23

手を合わせる!

『私のYouTubeを誰かが見てくれますように、というか見てくれないとやんないから、見てよ! 誰か見てよ!!! あとSNSがキラキラしすぎ!!!! なんで俺はキラキラしてないんだよ、キラキラさせてください!!!!!!!!!』

全然悟ってなかった。欲にまみれていた。悟りの真逆だった。「!」がすごい数のお願いだった。でも、これが正しい夜の過ごし方なのだ。明日への活力となる。そう信じて、家に戻った。

画像24

夜の散歩楽しいよ!




地主恵亮
1985年福岡生まれ。基本的には運だけで生きているが取材日はだいたい雨になる。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に「妄想彼女」(鉄人社)、「インスタントリア充」(扶桑社)がある。
https://twitter.com/hitorimono
地主さんのゆるケアはこちら👇

心が疲れた時は"夜のSNS"を見ながら散歩を...🚶‍♀️🌃

↓ゆるケアアプリ「ラムネ」をダウンロード(iOS版のみ※2021年7月現在)

画像25

#ゆるケア #ラムネ #ラムネアプリ #アプリ #夜 #夜の散歩 #リフレッシュ  
 #地主恵亮

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?