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「苦手なこと」と「難しいこと」
前回の、『「がんばらなきゃ」に追い詰められるときは』という記事を書いた後で気が付いたことがあります。
それは、「苦手なこと」と「難しいこと」ってちがうのでは? ということです。
前回の記事は、「苦手な相手や物事に時間をかけすぎると、好きな相手や得意な物事につかう時間がなくなる」という主旨で書きました。
ただ、今現在であれば、自分はそこまで苦手な相手や物事に時間をかけてはいないな、と最近を振り返って思います。
むしろ、好きだったり気が合ったりする相手や得意だと思っていた物事に対しての悩みのほうが、今は多い気がします。
苦手な相手や物事に対しては時間をそこそこに費やし、気の合う相手や得意な物事にしっかりと時間をつかう。ただ、だからといってうまくいっているわけでもなく、好きだったり気が合ったりする相手でもすれちがいはあるし、得意な物事であってもうまくいかないときはあります。
ただ、これは難かしいことに挑戦しているからでは? とも思います。
苦手な相手だと、簡単な共同作業でも気をつかいます。だけど、気の合う相手だとそんなことはありません。だから、そんな相手とすれちがうということは、よほどお互い本音を出し合っているからこそなんだろうなと思います。
苦手な物事だと、他の人なら簡単にできるようなことでも疲労を覚えます。だけど、得意な物事だと、すぐにできます。だから、得意なジャンルなのに疲労を覚えるということは、よほど難易度の高いことをやっているんだろうなと思います。
苦手を遠ざけたからといって、悩みのない楽しい毎日は送れないし、むしろ好きだったり得意だと思っていた人や物事との間にも壁が立ちはだかることに気が付き、つらい思いをすることもあります。
でも、そこが本当のがんばりどころだとも思います。
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