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提供する側と受け取る側とのすり合わせ

 知り合いが、SNSで発信していた内容に「おお!」となりました。
 それは、自分がやっている仕事のコンセプトを改めて提示したもので、「こういうリクエストをされましたが、それはお手頃価格でシンプルなもの、をコンセプトにしている自分には難しかったです。本格的なものを望んでいる方は、別のお店でお願いします。うちでは、~ということをご理解いただける方、お待ちしています」という旨を丁寧に書いていました。
 こういう、提供する側と受け取る側とのすり合わせってとても大事だな、と思います。
 特に、提供する側がしっかりと自分の中でサービス内容等の上限を決めておかないと、天井が見えなくなってしまいます。
 特別に図々しい性格でなく悪意がない普通の人でも、要求が受け入れてもらえると、その要求はどんどん高いものになってしまうものだと思います。
 わたし自身も、やさしい店員さんに甘えてしまい、いつの間にか対価以上のものを要求していて、やんわりと「このサービスはこういう人向けなんだ」と説明されて、「すみませんでした!」となった経験があります。
 自分自身が提供する側のときも、どこまで要求を受け入れるかの際限が分からず、困ってしまったことがあります。
 お互いの関係性を守ったり、提供できるものと求めているものが一致するためにも、自分が働くにあたってコンセプトにしているものをしっかりともっておくようにしたいし、受け取る側のときは、相手側のコンセプトと自分の求めているものが合致しているかに気を配れるようにしたいです。

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