教師225日目~来年度の人事交渉~

スケジュール

8:00~8:30 備品片付け
8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:40 授業
9:50~10:40 資料配布準備&読書
10:40~10:50 資料配布
10:50~11:10 理科会
11:10~11:40 読書
11:50~12:40 授業
12:40~12:55 掃除
12:55~13:00 ST
13:00~13:30 昼食
13:30~14:00 追認考査問題印刷
14:00~15:00 成績処理
15:00~16:10 追認考査事前指導
16:10~17:00 初任研
17:00~17:30 雑談
17:30~18:30 教頭面談
18:30~19:00 雑談
19:00~20:00 配布物印刷

今日で今年度の授業が終了。
この1年間無遅刻無欠席でよく頑張った。

1年の終了と同時に来年度の人事が動き出した。
まず、教頭に呼ばれ、来年度運動部の主顧問を持って欲しいという打診を受けた。
既定路線だったとは思うが、出来る限り抵抗した。

副担任+運動部主顧問+時間割という最悪のシナリオが着々と描かれていそうだったのでそれだけは避けるために精一杯の交渉をしたつもりだ。
僕の主張は以下の通り。

時間割と副担任は業務の内でその配置を決めるのは管理職の仕事なので言われた通りに引き受ける。
ただ、担任をやりたいという僕の希望を飲んでもらえないのならば運動部の主顧問というお願いを引き受けることは出来ない。

部活動顧問は業務ではないのでこちらにも拒否権がある。
こちらの希望は汲まず、こちらには希望を汲んで欲しいというそんな虫のいい話があっていいはずない。
それだけは譲れないと念押ししたのできちんと伝わっていれば良いが。

もし、ここまで言っても最悪のシナリオが描かれるのだとしたら本格的に転職活動を始めるという旨も伝えた。
こちらにとって最悪のシナリオを示されるならばこちらも年度途中で欠員が出るという管理職にとっては最悪のシナリオを描かざるを得ない。
これは脅しとかではなく、けっこう本気で考えている。
迷惑は百も承知だが、それはお互い様だ。


その話をした後で、教頭から「能力も高いし出世は約束されている。」とおだてられ、「だから、もう1年色々なことを経験して学校のことを多方面から学んでみないか。もう1年待つことは出来ないか。」という懇願を受けた。
しかし、僕は出世には興味がなく自分の目指すべき姿である、個人と組織の可能性を最大限引き出す人間、を目指して日々成長を実感できる環境に身を置きたいという本音をきちんと伝える事が出来た。

そこで教頭は諦めて「意見を聞けて良かった。きちんと考えを聞いたが、それが叶うかどうかは別問題だけど。」と苦しそうに言い放った。
教頭は決して敵ではないし、同情もするが、譲歩は出来ないので、僕は「最後はお任せしますが、納得できない人事であれば今後の身の振り方を考えます。ご迷惑をお掛けしたらすみません。」と伝えて話し合いは終わった。


1年前は気を遣ってあまり意見を言えなかったが、きちんと考えを伝えられるようになったのはこの1年の成長だと思う。
あとは管理職の決定を期待して待つしかない。

仕事においては譲り合いが大切だとは思うが、きちんと意見を言わずに引き受けてしまうと被害を被るのは自分だ。
きちんと意見を言うことで議論が生まれ、お互いに納得出来る所に落ち着いたりするので意見があるならば言うのが正解だと思う。

それに加えて、ここまで意見を言ってそれを汲んでもらえたとしたらそれに誠心誠意応えられるように自分の力を最大限発揮するのが仁義だと思う。
教頭の配慮に期待しつつ、もし願いを叶えてもらえたならば意見を尊重して正解だったと思ってもらえるように最高の準備をする。

意見を主張する権利と成果を出す義務はセットだと自分に言い聞かせる。
やるぞ!

終わり。

教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。