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汝自身を知れ、解剖学的に【JOCV Day289】

自己啓発本やビジネス書の数十倍から数百倍好きな本のジャンルが「図表集」、「図版集」、「図解書」である。英語にすると「アトラス」という分類になるのだが、数年前に買ったこのアトラスに今更ながら感動している。

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医学書院出版の「プロメテウス解剖学アトラスコンパクト版」である。

私の手元にあるのは第1版だが、2019年に第2版が出たらしい。少々お高いが、しょうもないビジネス書に2回くらい引っかかるならこれを薦める。

簡単に言ってしまうと「身体の地図帳」である。ジャンルとしては医学書になるわけだが、教科書では無いので小難しい説明は少ない。

左側のページが解剖スケッチで、右側に日本語名称と英語名称が記載されている。頭から足まで、自分の身体の外側・内側が綺麗に描かれている。名前を覚えることも楽しいが、それぞれの臓器の位置関係や筋肉の付き方を眺めるだけでも面白い。

コンパクト版だが、索引合わせて800ページ、厚さ3センチ以上もあるので持ち歩いたことは無い。また解剖学関係の本はこれ以外にもいくつかあり、電子版もいくつか出ているようだ。

古代ギリシアの格言に「汝自身を知れ」とある。外出が難しい昨今、自分の内側をあらゆる切り口から眺めてみるのも良いだろう。解剖学という切り口も悪くない。

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