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ヘタフェを観る。

目次
・両チームの状況
・フォーメーション
・どうやって点取るの?
・どうやってボール奪うの?
・まとめ・感想

今回は冬に久保建英選手が加入して話題となったヘタフェを今更ながら、気になっていたので観ていこうと思います。

vsバレンシア

まずは両チームの状況から。
・ヘタフェ
4連敗で迎える1戦。小澤さんの話を聞く限りだと、久保とアレニャの獲得で攻撃的に振る舞おうとしたところ、守備にダメージを負い、守備を再構築している段階とのこと。(間違っていたらすみません)
・バレンシア
リーグ戦の直近5試合の結果を見ると、アトレティコ、レアル・マドリーに負けているものの、エルチェとセルタに勝利、ビルバオとは引き分けており上位陣には苦戦しているが中位~下位のチームからはしっかりと勝ち点を獲得できている。

まずはフォーメーションから。
※ヘタフェをメインで観るのでバレンシアのは載せません。すみません。

どうやって得点を目指していくかというところについて。まず、ボールを前に運ぶ方法としては
・ロングボール
競り合いに強く、慣れている2トップめがけて後方からロングボールを放り込み、相手のCBと競り合う。ボール周辺に人を集めてこぼれ玉を拾い、結果的に前進するという形。2トップとSHは横並びで前線に張り出す事が多い。基本的にこれ。ショートパスでの前進は好まない。

そして、肝心のどうやって点を取るかというところ。

1.ショートカウンター
ロングボールを放り込むとボールを拾うためにボール周辺に人が集まり自然と密ができています。これを利用し、相手の整っていないポジショニングや味方の一瞬のオフザボールの動きを使いながら、一気にゴール方向に攻め切ろうというもの。

2.クロス
1がうまくいくとも限りません。相手に引かれて陣形を整えられたらこれ。競り合いの強さを活かし、クロスを放り込みます。(当然ですがアバウトではなくしっかりと人を狙って)右からのクロスは2トップ+左SH、左からのクロスは2トップ+右SHと中には最低でも3枚は置いておくように設定されています。たまにマクシモヴィッチが入ってくることも。

次はどうやってボールを奪うかというところについて。

1.ハイプレス
前線から相手のショートパスでの前進を制限し、長いボールを蹴らせて自分たちの得意な分野に持っていくという狙い。アランバッリとマクシモヴィッチは縦関係になること(おそらく中央のスペースをガラ空きにしないため)が多く、数的不利でプレッシングを行うシーンも多いが、ヘタフェの選手は全体的にパスコースを切りながら寄せたり、中間ポジションを取る(相手選手2人に対してどっちにボールが出てもいけるよ!というポジショニング)のがとても上手く、尚且つそれを行いながら尋常じゃないスピードでボールホルダーに寄せているのでヘタフェの選手は相当難しいことをこなしているという事が分かります。

2.カウンタープレス
攻→守の部分。(いわゆるネガティブトランジション)イメージ的には奪われたら、近くの選手が捕まえにいき、すぐに二人目三人目も参戦して囲いこむような奪い方をする。

アタッキングサードまで運ばれるシーンがない訳ではないですが、そうなっても人に強く寄せるというところはしっかりと共有されていた印象です。

まとめ・感想
個人的にはかなり面白かったですが、ここに久保をどう組み込むかというのは難しいような気がしていて、ボルダラス監督が今後どうやって使っていくのか楽しみです。この試合ではアレニャが途中出場から結果を出していますし、やはり彼にも期待してしまいます。それではまた今度。

※関係ないですが明日はホルシュタイン・キールを観ようかと思ってます。

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