見出し画像

あなたは「繊細さん」?

「繊細さん」という言葉を知っているだろうか?

この言葉を語るには、まず「HSP」について説明しなければならない。

HSPとは???

ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)とは、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは生得的感受性)を持つ人のこと。テッド・ゼフの著書「The Highly Sensitive Person's Companion」による定義では「産まれたときから幼少期に渡り説明のつかない体験を繰り返し、HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」とされる。HSPは生まれ持った気質であり、生涯、変わることはない。人口の約15~20%を占め、男女によって偏りは見られない。同様の性質は、人間以外にも100種以上の生物にも見られる。

つまり、HSPとは「生まれつき人より繊細で敏感な性質を持つ人」である。
ちなみにこれは病気ではないらいしい。

このHSPを「繊細さん」と称して、生き方の手助けをしてくれるのがこの本となっている。

具体的に何なんだよという人は、今からこの本に載っているテストに答えて欲しい。
少しでも当てはまるなら「はい」、あまり当てはまらないなら「いいえ」だ。

「繊細さん」診断テスト

①自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
②他人の気分に左右される
③痛みにとても敏感である
④忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
⑤カフェインに敏感に反応する
⑥明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
⑦豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
⑧騒音に悩まされやすい
⑨美術や音楽に深く心動かされる
⑩とても良心的である
⑪すぐにびっくりする
⑫短期間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
⑬人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
⑭一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
⑮ミスをしたり物を忘れたりしないようにいつも気をつける
⑯暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
⑰あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
⑱空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
⑲生活に変化があると混乱する
⑳デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
㉑動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
㉒仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
㉓子供の頃、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた


以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えた方は「繊細さん」である。
ちなみに筆者は23個「はい」だ。(え??)

今まで自分のことを言語化できていなかったが、この本を読んで自分が極度の「繊細さん」であることを自覚した。
筆者の繊細度はこんな感じ↓

・他の人の機嫌が悪いとうつる、しんどい
・少し先のことを常に予想して不安になる
・人とずっと一緒にいると疲れる(気疲れする)、一人になりたい時がある
(ずっとではない)
・極度に味覚が激しいものは食べられない(辛い、すっぱい、苦いなど)、炭酸飲料も飲めない(アルコール入ってたらなぜかいける)
・人混みに酔う、周りの話し声がとても気になる
・気を使いすぎて疲れる
・血がめっちゃ出るドラマや映画は観れない(医療系)、マンガなら耐える

この本を読むまでこれが人間の普通だと思っていた項目も何個かある。しかし、この「繊細さん」状態は5人に1人だけらしい。

ああ、24歳で分かってよかった。人生あと3/4くらいある。(いやラーメンで早死にするかも)

皆さんにお伝えしたいのは周りでちょっとしたことですぐ疲れたり、一人になりたそうな人がいたら「なんだこいつ?」と思わずそっとしてあげて欲しい。

そして全国の繊細さん、いや非・繊細さんもみんなこの本を読んで欲しい。道徳の教科書にしてくれ。

まぁこれは繊細さんに限った話ではないと思う。世の中の人の色々なケースを知ることでみんなが生きやすい社会が作れるのではないか。

今日はちょっと壮大だったが、この本の内容が良すぎたので紹介してみました。

もっかい貼っときます。笑

ではまた!

サポートしていただければ、ラーメンを食べに行きます。